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ガーミン アプローチS60&CT10レビュー【ラウンド実践】

さぶにく

ゴルフ場勤勤務経験のあるギア好きゴルフマニア。 クラブやギアなどゴルフにまつわる記事を自身の体験や経験をもとに発信しています。

Approach CT10 ※ほんとは白なんだけど黒く塗装しました
Approach CT10 ※ほんとは白なんだけど目立ちすぎなので黒く塗装しました

ゴルフGPSナビで人気のガーミン アプローチS60と、各ショットを使用クラブとともに自動で記録してくれるトラッキングセンサーアプローチCT10を使ってラウンド。

アプローチS60は腕時計タイプのGPSナビで、各ホールの距離表示やスコア管理はもちろんのこと、各ショットのショット位置と飛距離も履歴としてしっかり記録されるスグレモノのGPSナビ。

アプローチCT10は、各クラブのグリップエンドに取り付けて使うトラッキングセンサーで、アプローチS60で必要だった各ショット毎のクラブ入力の手間がなくなり、S60では記録できなかったパターもトラッキングしてくれるアイテム。これがあるとS60の煩雑さが解消されます。

で、ラウンドで使った感想ですが、コレ、かなりイイです!

ナビの精度もいいし、残り距離はもちろん、飛んだ距離も一目でわかる。しかも勝手にスコアも履歴も記録してくれて、あとでアプリで見返せる。

ショット履歴があることで、コースだけで終わってしまったラウンドが自宅で復習できる!これがイイんです!

アプローチS60 コースでの基本的な使い方

アプローチS60は高機能だけあっていろんなことができるので、最初の設定や操作に慣れるまでちょっと?に思うかもしれませんが、そこさえクリアしてしまえばあとは簡単!

コースに行ってゴルフアプリを起動して表示されたゴルフ場から該当のコースを選択すればOK。

あとは、ショットのたびにセンサーが反応して自動で使用クラブと飛距離、飛んだ位置を記録してくれます。
※S60のみの場合は、S60がショット時のたびに使用クラブの候補が表示されるので、使ったクラブをタップします。

各ホール終了時にショット数とパット数、ペナルティを確認のために聞いてくるので、数値をチェックしてNEXTをタップ。これでスコアもしっかり記録してくれます。
もし、値が違ったらここ+や-をタップで修正できます。

弱めのアプローチショットは、インパクトの衝撃が少ないのでS60だけだとトラッキングできません。なのでここで正しい数値を入れてやります。
あと、OKパットの場合はそもそも打っていないので、ここで正しいパット数を入力します。

CT10を一緒に使うとOKパット以外ほぼ問題なく記録してくれるので、OKパットとペナルティ以外は数値の確認だけでOK。←これかなり楽チンです!

ハーフ終了するとちゃんと一時停止するか聞いてくるので、ランチタイムの間は一時停止しておきます。(これで電池の持ちがだいぶ違います。)

後半の開始時にラウンド再開を選べばOK。(コースによってはコース選択の画面がでる場合もあります。)

あとは前半同様に回って、ラウンドが終了したらラウンド終了を選んで保存すればOK。

勝手にクラウドにアップしてくれるので、お風呂上がりにコーヒーでも飲みながらスマホのアプリでラウンドの振り返りができます。

もっといろんな機能があるのですが、基本的にはこれだけなので煩わしさが無くとてもスマートにラウンドできます。

アプローチS60 ラウンドして ここがいい !

見た目が悪く無い

この手のGPSナビであるのが見た目のかっこ悪さ。

「いかにも!」って感じだったり、液晶の感じが妙に昭和な感じだったりするのが多いけど、アプローチS60は、ぱっと見普通の腕時計なのでダサくないです。

決してカッコイイとか高級感があるとは言いませんが、(お高いセラミックのは普通のと比べればお高そうに見えるかも)ゴルフ以外でも普段使いできるレベルのデザインです。

もうちょっとカッコイイと所有欲も満たされるんだけどなぁ。(笑)

液晶がちゃんとしてる

ゴルフナビってなぜか液晶が残念なの多いですよね。

でもアプローチS60は違うんです。

液晶はカラー表示で比較的高精細なので、文字がジャでガタガタになることもなく綺麗に見えます。

また、直射日光がもろに当たるような場所でもしっかり視認できます。

もちろんApple Watchには到底及びませんが、ゴルフ用GPSナビとしては必要十分な液晶だと思います。

スマートに使える

腕時計タイプなので、いちいちポケットから取り出す必要もなく、サッと飛距離と残りの距離が確認できます。

ポケットがかさばることも無いですし、ポーチやウェストバックを持ち歩く必要もありません。

アプローチS60は重さ52g(高級なセラミックは61g)と、とても軽量で厚さも控えめなので腕にしていてもあまり気にならないです。

手首に近いところに装着するとたまに誤ってボタンを押してしまうことがありますが、普段よりちょっと腕の上目にすれば問題ありません。

バッテリーも1ラウンドはじゅうぶん持つ

GPSナビで問題になるのがバッテリーの持ちですが、1ラウンドはしっかり持ってくれます。

でも一度だけギリギリの時がありました。

その時は時刻画面(ウォッチフェイス)を秒表示のものにしていたのと、ランチタイムに一時停止せずそのまま使っていたのが原因だと思っています。

アプローチS60はウォッチフェイスといって時計画面を様々なデザインに変更できるのですが、秒を表示するウォッチフェイスにするとバッテリーの消費が上がるそうです。

あとでマニュアルをチェックしたら書いてありました。

なので今は秒表示の無いウォッチフェイスにして、さらに液晶画面の表示を一番暗くし、おまけに腕の動きを感知して点灯するバックライトをボタンを押した時だけ点灯するように設定を変えました。

その結果、ラウンド終了時点でバッテリーは25%ほどと、十分な量が残っています。

ちなみに液晶を一番暗くしても視認性は全く問題ありません。日差しが眩しい炎天下でもちゃんと確認できます。

気になる精度もバッチリ

GPSナビでもうひとつ問題になるのが精度ですが、精度で言ったら当然レーザー距離計の方が正確だと思います。

物理的にレーザーを当てて測るのと、宇宙にある衛星を経由して測るのでは、やっぱりレーザーの方が確実ですね。

でも僕が使った感じ、ヤーテージ杭や各ホールのティーグラウンドにある表示を見る限り誤差はあまりないと思います。

まれにティーグラウンドの表示と6ヤードくらい違うことがありましたが、だいたい一緒か違っても1〜2ヤード程度なので問題ないと思います。

僕の場合、そもそも正確に距離を打てるわけでは無いので、だいたいでOKです。

距離で一番気を使うのがアプローチだと思いますが、基本画面に常にグリーン奥、グリーンセンター、グリーン手前の3つの距離が同時に表示されているので、それをもとに打ちたい距離を導けばOKです。

基本画面では3つの距離が同時に表示されているので、いちいち画面をタップして切り替えなくてもよく煩わしさがありません。

高低差も考慮してくれる

基本画面の距離表示の部分をタップすると高低差を考慮した距離に変わります。数字の横に▲や◾️や▼が表示され、打ち上げか打ち下ろしかも一目でわかります。

ちょっとここはうろ覚えですが、確かそのホールを終了するか、もう一度画面の距離部分をタップするまでモードは変わらなかったと思います。

たまに明らかな打ち上げなのに打ち下ろしの表示が出たりするので、その辺の精度はちょっと気になるところではありますが。。。

コースMAPが常にチェックできる

アプローチS60の基本画面は画面の左側に距離、右側にコースMAPが表示されています。

なので、コースがどうなっているのかサッと確認でき、先の様子がわかるので安心感があります。

数値だけだとドックレックのコースでは、先が見えないので不安ですがMAPがあるだけでグッと安心できます。

また、ピン方向を表示する機能もあるのでさらに安心感がまします。

どれだけ飛ばしたかすぐわかる

特にドライバーで今日イチとか会心のショットがでると飛距離が気になるじゃないですか。

アプローチS60はショットを終え次の地点に向かう間、ずっと画面上部に飛んだ距離が表示されます。

ボールの着地点に近づくにつれ数字がリアルタイムで増えていき、200・・・230、240、250って増えていくと、ちょっと嬉しくなります。(笑)

着地点に着いて次のショットを打つと、前のショットの飛距離と落下点が登録される仕組みのようです。

ハザードまでの距離も簡単チェック

まず、設定時にドライバーの飛距離を入力するのですが、そうすると画面に表示されたコースMAPにその飛距離に相当する地点が線で表示されます。

なので、自分の距離でどのくらい打つとバンカーに入るとか、そういった確認が簡単に行えます。

アプローチCT10も使っていると、全クラブの飛距離を常に確認していてドライバー以外のクラブでもそのクラブの標準飛距離が表示されます。

さらにコースMAPをタップすればMAPが拡大表示され、カーソルを動かすことで任意の地点の距離も確認できます。

林や隣のコースに打ち込んだ時、レイアップなどに重宝しますよ。

スコアも自動記録だから集計が簡単

ショットと同時にスコアも記録してくれる(要設定)なので、あとで計算しなくてすみます。

たぶん上手な人は○オーバーって簡単に言えると思いますが、100切れない下手な僕はあとで計算するのが大変なのです。

アプローチS60はハーフが終わるとハーフの集計が表示されます。ラウンドが終わるとその時点で後半とラウンド全体のスコアが表示されます。

なので計算しなくて大丈夫なんです。これ数打つ人にはありがたいです。

と言っても、僕はスコアカードにも同伴者を含めてスコアを記入しています。

マナーとかモラルのために記入するといった考えもありますが、やっぱり手で数字を書くというアナログ感、数字を書くことで下手さを実感してもっと頑張ろうと奮起する気持ちを感じるために、あえて手書きも必要だと思いっています。手書きは手書きの良さがあるのです!(笑)

アプローチS60のラウンドしててここが残念

たまにバグる!

もうね、一番の残念はコレ!

たまにおかしくなることがあります。

ネットのレビューでもフリーズしたとかいろいろあるみたいですが、僕が体験したのはスコアが変えられなくなったり、ペナルティがなぜが1しか入力できなくなることがありました。

あと、ホールアウト時に表示されるスコア確認画面で、本来はショット→パット→ペナルティの順で表示されるのだけど、なぜかペナルティが表示されない時がありました。

この場合は、一度それでスコアを登録して、すぐにスコア編集からスコアを編集すると直せます。ちなみにスコア編集はアプローチS60の中で簡単にできます。

最初のコース認識に時間がかかる

僕はスタートホールで前の組を待っている時にアプローチS60のゴルフアプリを起動するのですが、コースの認識に思いの外時間がかかります。

待っていても検索中のままなのでスキップして自分で設定するのですが、なぜかスキップすると一番上に該当のコースが表示されます。

「なんだ、検索できてんじゃん」って思うけど、同時に「だったらすぐに表示せんかい!!!」って思うわけです。

もっとサクッとできないもんでしょうか。

ティーがメンズとレディースしか選べない

なぜかティーがこの2種類からしか選べません。

別にGPSで実測した距離が出るからいいじゃんと言えばそれまでだけど、バックティーとかシルバーティーとかどうすんの?って思います。

てか、そもそもこの選択って必要?

パットの記録が残念(仕方ないけど)

まぁ、これは仕方ない部分でもありますが、パットを正確に記録するのが大変なのです。

というのも、アプローチS60のピン位置はグリーンセンターがデフォルトなのです。

アプローチCT10を使えばパットも正確に記録できるとありますが、それは事前に各ホールのピンの位置を設定した上での話。

ピン位置は日によって違うので、スタート前にチェックしてS60で18ホール分のピン位置をセットしてやっと使える。。。。

そんなのやってられません!

コースによってはピン位置の表示がグリーンを十時に割ってグリーン左上、右下とかざっくりした表現だったりするので、そうなるともう無理。

正確な記録はできません。

まぁ、でもスタッツはアバウトになってしまってもパット数だけはしっかり記録できるので、それで十分かなと思っています。

ホールアウトの判定がちょっと

これも仕方ないのだけど、デフォルトのピン位置がグリーンセンターのためか、そこに近づくと勝手にホールアウトしようとします。

つまりグリーンセンターにくると自動でスコアの確認画面に変わってしまうんです。

「まだホールアウトしてないしっ!」って思いながら取り消しボタンを押してます。

まぁ、ピン位置をデフォルトのままで使っているから仕方ないんだけどね。

クラブを複数本持って動くと大変!(CT10使用時限定)

アプローチCT10は、クラブがキャディバックの中にあったり、グリップが下を向いているとスリープ状態にあります。

なので基本使わないクラブはスリープなわけですが、ラウンド時にクラブを複数本持ってショット地点まで走ることはよくあるじゃないですか。

そうすると、CT10のスリープが解除され複数のクラブが認識されるのです。

で、その状態でショットすると、実際にショットしたクラブとは違うクラブが記録されてしまうのです。

これを防ぐには、クラブのグリップを下に向けたまま持ち運ぶとか、該当のクラブを持ってショットの前に1秒以上静止する必要があります。

でもね、せっかくグリップを下に向けて運んでも地面に置いた瞬間に認識してしまったり、該当のクラブで素振りして1秒待ってから打っても違うクラブが認識されてしまうのですよ。

その場合の修正がS60ではできないようなので、あとで家に帰ってPCから修正していますが、年のせいか何番で打ったか思い出せない時もあります。(スマホアプリからも修正できるみたいです。)

何番で打ったか忘れないように別にメモすればいいんでしょうが、なんか本末転倒なきもするし。。。

静止が足りないのか、、、要研究です。

まとめ

ざっくりですがアプローチS60とアプローチCT10でを使ったラウンドをまとめましがいかがでしょうか。

以前、違う腕時計型のGPSナビを使ったとこがありましたが、それよりも遥かに高機能で見た目もよく、使えるガジェットだと思います。

GPSナビとしての機能と精度はしっかりしているし、表示も綺麗でとても見やすくストレスを感じることなくプレーできます。

なによりもあとからラウンドの振り返りができ、ラウンドをこなすほどスタッツが蓄積され、自分のゴルフが客観的に見れることが最大の魅力です。

価格はそれなりにしますが、ゴルフだけでなくランニングやスイム、サイクリングなど他のスポーツにも使え、スマートウォッチとしての機能もちゃんとしてるので、見た目も含めて普段使いも十分こなせます。

なかなか余裕がなくラウンド中の写真が撮れなくて、写真が載せられないのでうまく伝わったかわかりませんが、参考になればありがたいです。

アプローチS60はラウンドしないと表示されない画面が多すぎ!

シミュレーションモードとかチュートリアルモードとか作って事前に予習できるようにすれば、もっと喜ぶ人が増えると思うんだけどなぁ。

では!

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