雪で休業中だった近所のゴルフ練習場がやっと再開したので、先日届いたキャロウェイEPIC SPEEDを持って行ってがっつり打ってきました。
しっかり打ち込んで改めて感じたEPIC SPEEDの感想をつらつら書いていこうと思います。
長くなりそうなので、結論を先に書いときますね。
結論
「めっちゃ良い!」です!!
そして「見た目を裏切るやさしさ」です!!
小ぶりなヘッドが好きな人は「買い」です!
ちなみにロフトは9度でシャフトはventus blueの6Sです。
ヘッドスピードが上がる
まず、最初に感じたのがこれ。
素振りの時点で「シュッ!」と振りぬける感じがします。
なんか振りやすいっていうか、抵抗なくスッとフィニッシュまで走ってくれる感じがします。
実際球を打ってもその感覚はしっかりあって、一生懸命振らなくてフィニッシュまでシュッと淀みなく振れます。
7割くらいの力加減で振ってもヘッドスピードが44~46が簡単にでます。(ユピテル計測)
たぶん暖かくなればもっと出そうな気がします。
ヘッドが小ぶりなせいなのか、お尻がキュッとあがった空気抵抗を減らすヘッド形状のおかげかわかりませんが、とにかく振りやすいです。
去年空力で話題になった初代SIMよりも振りやすいです。(っていうか僕がSIMの空力を感じ取れなかっただけですが。。。)
ちなにクラブの総重量は310gでバランスはD2なのでヘッドが軽すぎるってことはないと思います。(ヘッド重量はスリーブ無の状態で189.9gでした。)
ちょっとだけ座りが悪い
アドレスするとフェースが若干開いて見えます。
ただ、ヘッドの置き方によってはもっと開いてしまう時があり、ちょっと注意が必要です。
EPIC SPEEDはお尻がキュッと浮いたハイバックなため、ヘッドを地面に置く時に置き方によってヘッドが後ろ側に傾くことがあり、そうなるとフェースが開いてしまいます。
もちろんそのまま打つとスライスになります。
ハイバックな仕様上仕方ないのですが、アドレスの際はクラブのソールの一番底辺が最初に地面につくようなイメージでソールすると正しい位置にソールできると思います。
SIMやG425はお尻のウェイトが支えになって何も考えないでポンと置くだけでちゃんと安定しますよね。
打感がめっちゃ軟らかい
練習場のレンジボールのせいかもしれませんが、ショップで試打した時に感じた打感のやわらかさを遥かに超えてやわらかく感じました。
もう、今までのEPICが嘘みたいにとにかく打感やわらかいです!
ちゃんとフェースにボールが乗ってるのが感じ取れてフェースのたわみがわかるんです。
インパクトの時にフェースが一瞬クニュッてなってから一気にギュンって押し出す感じがします。
手に伝わってくるインパクトの衝撃がとにかく軟らかくやさしいんです。
打感だけでいえば全然飛んでる感じがしません。(笑)
でも、実際は打感を裏切る飛距離性能を持っていてかなり飛びます!
それに芯を外しても打感はやわらかいし、変なところに当たっても飛距離が極端に落ちることなくそこそこ飛びます。
それでいてフェースのどこに当たったかはちゃんとわかる。
うーん、なかなかよくできたクラブです。(笑)
この辺はAI設計のおかげなのかよくできているなと感心しました。
きっと、コース球で打てばもう少し硬く弾く感じもある思いますが、少なくともこれまでの歴代EPICシリーズあった硬さや、当たった瞬間に弾いて飛んでいくような感触はありませんでした。
ちなみに飛距離はレンジボール&ユピテル計測で安定して240yオーバー。たいして練習もしていない僕にしては十分上出来です。
打音が静か
室内ではそこまで感じなかったのですが、ほぼ屋外の練習場では打音が静かに感じました。
音も低めでバシュッと短くて締まりの良い音です。一言でいえば「控えめな音」でしょうか。
若干こもった感じもありますが、カーボンクラウン特有のブシュッとした感じはないし、EPICFLASHの高い金属音もありません。
テーラーメイドよりも静かに感じました。
まぁ、さすがにタイトリストのドライバーみたいな爽快感はありませんが、それでも僕は好きな音です。
高初速強弾道低スピン
もうこれはさすがEPIC、初速が凄い!
レンジボールでも簡単に初速64とか65がバンバン出ます。(ユピテル計測)
打感的にはそこまで強い弾きは感じないのですが、目で見ても明らかに速くて強い球がでます。
初速が凄いと評判のタイトリストTSI3と良い勝負かと思います。
球質はグングン前へ進む強くて低スピンで、あっという間に奥のネットへ飛んでいきます。
初代EPICであったインパクトでズバーンと一気に飛んでいく球の速さは、打感がかなり軟らかくなった今作でもしっかり継承されています。
上述の通りボール初速が高いので必然的にミート率も高くなり、悪くても1.4以上って感じで安定して強い球が打てました。
意外と球が上がりやすい
これは打ち方とかシャフトとかレンジボールとかも影響していると思いますが、ショップのシミュレーターでみた弾道よりも高い球がでました。
ロフトは9度ですが、少しアッパーに入れるだけで簡単に高弾道になりました。
ただ高い球がポーンと出るのではなく、どちらかと言うとクジラ型の弾道がよく出ました。(吹け上がることはありませんでした。)
ヘッドをレベルに入れるように意識すると、今度は中弾道で明らかに低スピンの弾道になりました。
もしかしたらヘッドが小ぶりな分(と言っても460ccあるが)アジャストしやすいのかもしれません。
予定では9度あるロフトをカチャカチャで1度寝かせて使うつもりでしたが、どうやら今のところは9度のままでよさそうです。
ヘッドが操作しやすい
EPIC SPEEDはヘッドが小ぶりなせいかヘッドの小回りが利きやすい感じがしました。
手を返せばそれに反応してちゃんとヘッドも返るし、それでいてピーキーなわけではないので、難しいヘッドという印象もないです。
最近主流のソール後方に大きなウェイトが付いた大高慣性モーメントのクラブは、スウィング中一度フェイスが開いてしまうと中々ヘッドがもどってこなかったり、返しにくかったりしますが、EPIC SPEEDはヘッドの開閉がしやすく、アームローテーションを使う人には使いやすいのではと思います。
僕は後ろが重いクラブだとヘッドが返らずスライスを頻発するのですが、それを嫌って強引にヘッドを返すと今度はどフックかチーピンになることが多かったのですが、EPIC SPEEDはそうなることがあまりなく、全体的な振りぬきやすさもあってとても扱いやすいヘッドに感じました。
フェースのどこに当たっても飛ぶ
最近のキャロウェイは、どこに当たっても飛ぶというAIフェースが売りでしたが、僕の場合マーベリックもEPIC FLASHもそこまの効果は感じませんでした。
でも、今作のEPIC SPEEDは芯を外してもそれなりに飛んでくれるし打感もそんなに悪くないです。
前作のマーベリックで言われていたフェースのどこに当たったかわかりづらいなんてことも無く、ちゃんとどに当たったかわかるしスイートエリアの広いクラブだと思います。
あっ、EPICあるあるの2本の柱の中に当たらないと飛ばない、なんて心配はホント皆無でした。
それに慣性モーメントもそれなりにあるのか、かなりトゥー側で当たった時でもヘッドが負けて開くこともなく、ミスの幅が小さくなりました。
そこそこ直進性もある
この辺はシャフトによる影響もあると思いますが、球が捻じれることもなく、比較的直進性の高い球が出ます。
少々芯を外しても、ラフくらいで留まりそうな感じの球が多く、意外と曲がり幅が少ないのでコースでOBになる確率は低くなりそうです。
かと言って、頑なに真っすぐというわけでもなく適度なつかまりもあります。
まとめ
いかがでしょう。
あくまで僕個人の感想ですが、これまで歴代の柱を搭載したシリーズとは全く違う新しいドライバーになったと思います。
小ぶりで塊感があり、ぱっと見これまでのサブゼロに近いイメージがあるので難しいドライバーに見えますが、実際に打ってみると意外とやさしいです。
それぞれ好みがあるので一概には言えませんが、少なくとも小ぶりなヘッドが好きな人は試してみる価値は十分あります。
小ぶりが苦手だと思っている人も食わず嫌いにならずにぜひ試してみてください。意外とあうかもしれませんよ。
では!
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