キャロウェイ2024年新作ドライバー PARADYM Ai SMOKE 主な3機種を試打してきました。
個人的なレビューになりますがよろしかったらお付き合いください。
一応、基準として筆者はcobraのLTDX LSをエースとして使っています。
浅重心と小さめな顔が好きなタイプです。
※各画像はキャロウェイ公式サイトから引用させていただきました。
PARADYM Ai SMOKE MAX D
前作より角が取れたか？PARADYM Ai SMOKE MAX D
まずはPARADYM Ai SMOKE MAX D。こちらは「D」の名のとおり捕まりがよいモデルです。
構えた感じ前作と比べて少し角が取れたというか、少し丸くなったように感じます。
ヘッド後方へのストレッチが大きく、ヘッド下側の張り出しも大きくて捕まりの良さを感じさせる顔をしています。
投影面積も大きく俗に言うやさしい顔をしています。
ソールは後方に固定式のウェイトがあります。おそらく交換可能だと思います。
フェースはなんとなく左を向いているように感じます。
安定の高弾道ドロー PARADYM Ai SMOKE MAX D
打ってみると、やはり左へ大きく曲がる球がでます。（これは筆者の打ち方によるものです）
何球か打っても同じような左へ行く球ばかりでます。
スライサーにはとてもやさしい安心して打てるクラブですがチーピン持ちの筆者には左すぎですね。
構えにくいとか振りにくいというネガティブな印象はありませんでした。
個人的に投影面積が大きなヘッドは好みではありませんが、慣れれば気にならないかなといったレベルです。
キャロウェイらしくボール初速も早いです。
弾道は高くてスピンは少し多め、3000～4000回転くらい。
純正シャフトかつ10.5°のせいもあり、筆者にはあいませんが、軽く打っても高初速高弾道になりやすいのでパワーがなくても扱いやすい印象です。
打感は弾き系。若干くっつく感じはあるものの弾き感が強いです。
前作より少し柔らかい印象をうけました。
左にばかり行くのでAIスマートフェースの効果は正直わかりませんでしたが、同じようなところに飛んでいるのでそれなりに効果はあるのだと思います。
PARADYM Ai SMOKE MAX
前作よりも扱いやすい PARADYM Ai SMOKE MAX
続いてPARADYM Ai SMOKE MAX。いわゆる真ん中のモデルです。
こちらも後方へのストレッチが大き目ですが、前作よりも角が取れています。ヘッド下側も若干シャープになり少し三角形に近づいた感じがします。
ソール後方のウェイトが前作はヘッド最後端にあり、個人的にそれが原因でとても扱いにくい印象を受けたのですが、今作はウェイトをソール内に収めてきました。
フェースはスクエアからほんの少しだけ開いていいるでしょうか。こちらも右へ行く感じはしません。
投影面積が大きなヘッドですが構えにくさは感じないです。
直進性の高い高弾道モデル PARADYM Ai SMOKE MAX
筆者が打つと少し左目の弾道が多く出ますが、これは打ち方によるものなので、ヘッド自体は恐らく直進性が高いモデルだと感じました。
弾道も高く、意識しなくても簡単に高い球が打てます。
打感はやはり弾き感が強め。MAX Dよりは若干くっつく感じがします。
こちらも高初速でドーンと飛んで行きます。
純正シャフトということもありスピンは3000強くらい。少し多めです。
こちらはAIスマートフェースの恩恵を感じました。
打点が明らかに芯を外しても、スピンや飛距離が大きく変わることが少なかったです。
打点位置による曲がり幅も前作より抑えられていると感じました。
個人的にはヘッド後方が重いモデルは扱いにくく感じてしまうのですが、重さが気にならない人はとても大きな武器になるのではと思います。
後ろのウェイトを外して打ったら化けそうな気がします。
PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦
前作よりスッキリした PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦
今作で一番衝撃を受けたのがこのPARADYM Ai SMOKE ♦♦♦。一番ハードなモデル、、、なはず。。。
しかし打ってみたらびっくり、とてもやさしいモデルになっていました。
見た目はこちらも他2モデルと同様に前作より角が取れています。かなり三角形な顔になりました。
ヘッド下側がかなりシャープになり、トゥ側に少し膨らみがあって叩ける雰囲気がします。
フェースは少しオープンでしょうか？
ソールはフェースよりと後方にそれぞれ固定式のウェイトが付いています。前2ｇ、後ろ14ｇです。前後入れ替え可能です。
ヘッド体積は450ccと若干小ぶりですが、そこまで小さい印象はうけません。
これが♦♦♦かというくらいやさしくなった PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦
打ってみるととても振りやすくスパンと振り抜けます。
高慣性モーメントモデルにありがちな鈍重な感じはまったくないので、慣性モーメントもそこまで高くないと感じました。
そのせいかヘッドスピードが他2モデルと同じ感じで振っても若干速めの数値がでるようになりました。
打感は他の2モデル明らかに異なり、柔らかくボールが吸い付く感じがわかります。
ジェイルブレイクテクノロジーがなくなったせいか、フェース外周もたわんでいるのか全体的に柔らかく感じます。
もちろんほかの2モデルもジェイルブレイクは非搭載なのですが、明らかに違う印象を受けます。
個人的にとても好きな打感です。
弾道は高初速低スピン、中弾道。まさに♦♦♦といった感じです。
驚いたのはその安定性。多少打点がずれても暴れず似たような場所に着弾します。
AIスマートフェースの威力を一番に感じたモデルです。
これまでの♦♦♦やLSにありがちなピーキーな印象はなく、少々の打点ぶれや軌道ぶれならAIスマートフェースがしっかり補正してくれて結果が安定します。
スピンは純正シャフトで2200から2700くらい。
シャフトをしっかり合わせれば低スピン強弾道の期待大なヘッド性能だと感じました。
個人的には3モデルの中では一番の好感触でした。
前後のウェイトを入れ替えるとさらに化ける PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦
前作で話題になったデフォルトウェイト位置問題。（前作は発表直後はフェース寄りに重いウェイトが装着されていたが、出荷時には前後が入れ替えられソールに重いウェイトが装着されて、これが初期設定として出荷された）
今作の♦♦♦はウェイトの初期ポジションが14gが後ろ、2gが前と、後ろが重いのが初期値。
なので、試しに前後を入れ替えて前を14gにし浅重心にして打ってみました。
すると前作ではハード過ぎてまったく打てなかった設定ですが、今作はハードな印象はまったくなく、むしろ扱いやすく感じました。
弾道は当然のように強弾道低スピンですが、低スピン過ぎることはなかったです。
少しピーキーな感じはありますが、どうにかなりそうなレベル。なかなかの好感触でした。
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キャロウェイ Ai SMOKE 試打レビュー
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まとめ
3モデルを試打しましたが、個人的には♦♦♦が高評価でした。
ですが、いずれのモデルも前作より扱いやすく印象はよかったです。
前作はヘッドの最後端にウェイトがあったせいで、どうしても後ろに重さを感じしまったのと、そのウェイトを支えるパーツがクラウン側にまで張り出し、構えるとヘッド後方にそれが見えて違和感を感じていました。
今作はそれが解消されてクラウンのエッジラインがスッキリしました。
形状も四角っぽさが無くなり角が取れたのも好印象でした。
打感はMAX Dが一番弾き、僅差でMAXとこの2モデルは近い感じがしましたが、圧倒的によかったのは♦♦♦。
適度なくっつき感と弾き感がよいバランスで共存していると感じました。
3モデルとも前作より柔らかくなったと感じました。
飛距離性能は、♦♦♦が頭一つリードしていますが、安定度はMAXが勝っていました。
目玉機能のAIスマートフェースは、効果アリと感じました。
インパクト時に滑ったと思っても結果はそこまで曲がっていない。ひっかけたと思っても意外と踏ん張るといった感じで、左右ブレにはかなり強い印象でした。
縦距離もトゥヒットやヒールヒットしても極端に落ちることなく、むしろそんなに飛ぶの？というくらい強くなったと感じました。
打点位置もしっかり感じ取れ、どこに当たったかわからないなんてことはありませんでした。
総じて前作より好印象でしたが、唯一気になったのが、スモーク柄。
あくまで個人の好みでしかありませんが、スモーク柄はチープな感じがして好きになれませんでした。
勝手な想像ですが、ソールの一番キズが付きやすい部分がマットになっていたことから、おそらくショット時につくソールのキズを目立たないようにする目的もあるのかなと想像しました。
♦♦♦のフェアウェイウッドにはスモーク柄がなくスッキリしてとてもカッコよいので、全種それでよかったのでは？と思ってしまいます。
個人的には今作が本当のパラダイムシフトではと感じるほど進化を感じました。
すでに予約段階でかなりオーダーが入っているとのことで、初動も好調なようです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
ポチップ
ポチップ
Ai SMOKE ♦♦♦は公式オンラインストアおよびCALLAWAY SELECTED STOREでの限定発売です。
なので、ネット上では公式サイトが確実です。
ハードなシャフトがお好みならUSモデルはいかがでしょうか？
