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筋金入りは飛んで曲がらない!ブリヂストンTOUR B XD-3試打

8月にブリヂストンゴルフから発表されたNEWドライバー「XD-3 ドライバー」が近所のショップに届いたので試打してきました。

TOUR B XD-3の特徴

今度のXD-3 ドライバーは、なんとカーボンのクラウンに金属の弦が入っているとか。

なんでも、タイヤから発想を得たそうで、軟らかいいカーボンに埋め込んだ金属弦が、インパクトでたわんだクラウンの復元スピードを速め、ボール初速アップに繋げているのだそう。

インパクトの衝撃でたわんだフェースを素早く戻すことで、ボール初速が上がり飛距離アップになるのです。

さらにこの金属弦(POWER STRING)をトゥ・ヒール方向に配置し、ヘッドの無駄なねじれを抑え直進性アップに貢献。

ソール には剛性を高める T 字型の「POWER T-RIB テ ィ ー リ ブ 」を搭載することで、クラウンのたわみ効果の増大・高初速化を追求 しています。

金属弦なんて今までにない発想だと思うけど、よく思いつなぁ〜。

キャロウェイの柱やテーラーメイドのねじれたフェースとか、各メーカさんの発想力と開発力は凄いですね。

TOUR B XD-3「筋金」には純正シャフトがいい感じ

今回試打したのは、ヘッドのロフトが9.5度のタイプ。

シャフトは純正の「TOUR AD TX2-6」フレックスS 57g

グラファイトデザインのTOUR AD VR-6  フレックスS 65g

フジクラのSpeeder 661 EVOLUTION Ⅴ フレックスS 66g

三菱ケミカルのDiamana DF60 フレックスS 64g

まず、印象的なのはクラウンの「線」。

これが「金属弦」なのですが、濃紺のクラウンに金色で入っているので目立ちます!

クラウンのトゥーからヒールにかけて何本もの線がピッピッピッって入っていて、とにかく目立ちます。

金属弦が今回の主役なので見せたい気持ちはわかりますが、僕には目についてしまい気になって仕方ありません。

このせいなのか、いまいち構えにくく、構えてもヘッドが落ち着かないのです。

僕的にはこの時点で打てる気がしなくなってしまいました。

それでも気を取り直して 普段ディアマナを使っているので、その流れでディアマナのDFから試打。

シャフトを含めた総重量は314gで、普段使っているドライバーとほぼ同じ。

軽くワッグルすると、それなりにヘッドを感じられるので見た目の印象より打てそうな感じ。

で、まず初級。

ショップの計測器で軽く振って230ヤード。右へ軽くフェード。

もう一回打っても右へ。思いの外捕まらない。

なので、ちょっと手の返しを意識して3球目を打つと今度は左へ。

いまいち落ち着きません。

シャフトをツアーADのVRに変えても結果はほぼ同じ。

フジクラのスピーダに変えたら、今度は左右へ散ってしまいますます落ち着かない。

飛距離も230ヤード前後。

それでも一番安定していたと思われるディアマナに戻して再度スイング。

やっぱり右に行くので、店員さんの勧めで純正のシャフトにチェンジ。

ワッグルするとちょっと軽いかなと感じたけど、軽めにスイング。

するとあら不思議!

今まで右へ行っていたのが嘘みたいにまっすぐ飛んで行くではありませんか。

2球目も3球目もまっすぐ。

ぜんぜん右へ行かないし暴れません。

飛距離も240から250手前くらい。

調子にのってスピードあげて叩きに行ってみると、ちょっと左へでたもののフェアウェイの範囲内。

純正シャフトですが、ぜんぜん叩けます。

もう一度叩いてみると今度はまっすぐ。

飛距離も260ヤード超え!

純正シャフト、凄いです!!

普段のシャフトが65gなのでちょっと軽い印象はあるけど、純正とは思えないくらいしっかりしています。

純正だけあってヘッドと相性が良いのがわかります。

このクラブ、僕の場合(ヘッドスピード42〜44くらい)は純正が良いと思いました。

TOUR B XD-3「筋金」の効果は如何に?

お待たせしました!

肝心の「筋金」ですが、

ぼくには正直あまりわかりませんでした。

店員さんは初速が出ているって言ってましたが、ショップの所詮鳥かごの中のせまいエリアなので体感できませんでした。

たぶん練習場などで打てば、しっかりわかると思います。

ちょっと残念!

でも、このTOUR B XD-3 ドライバー、めっちゃ低スピンです。

あくまでもショップの計測器の数値ですが、どんなに打っても叩いてもスピン量は2000回転前半、2500にも届きません。

打球も低弾道から中断同程度で飛んでいき、意識して打たないかぎり高い球は出ない印象です。

僕の場合、キャリーよりもランで稼ぐ球筋が多かったです。

僕の中で気持ちよく打てる大事な要素の「打感」ですが、

なんと言うか、石とは言わないまでも、大きな塊をボールにぶつけている感じがしました。

感触もゴツンとかガツンと言った感じで、EPICやROGUEみたいに強く弾く感じでもなく、タイトリストの917DやテーラーメイドのM3みたいに軟らかいわけでもない。

打音もゴツッと言った感じで抜けが良い音でもなく、打っていてスカッとする感じはありませんでした。

たぶん、僕のヘッドスピードだとオーバースペックのドライバーなのではと思います。

ヘッドスピードが遅いが故に、打感も打音もイマイチに感じるのだと。

もっとヘッドスピードのある人が打てば、まったく違った印象になるのではと思います。

TOUR B XD-3ドライバーまとめ

いかがでしょう。

僕の下手なスイングでの感想なので、あまり役に立たないと思いますが、

ファーストインプレッションはこんな感じでした。

TOUR B XD-3ドライバーは、「筋金」と言う飛び道具を持っていますが、基本は硬派なアスリート系クラブです。

同じブリヂストンのJGRドライバーのように軽く振るだけで簡単に捕まってぶっ飛ぶクラブとは正反対にあるクラブだと感じました。

なので、初心者やシニア向けではなく、ガンガン振ってガンガン飛ばすアスリートタイプの人に合うクラブです。

でも、最近スリクソンやタイトリストよお前もか!?と言った感じで、クラブがどんどん優しい方向へ向かっている中、

硬派を感じるクラブは貴重な存在だと思います。

では!

※記事内の画像はメーカーサイトより抜粋

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