TS2 フェアウェイウッド
先日のタイトリストTS2・TS3ドライバーの試打に続いてTS2フェアウェイメタル(フェアウェイウッド)を試打してきました。
といってもあまり時間が取れなかったのでしっかり打ち込んだわけではありませんが、前作917F2との違いなんかレビューしていきたいと思います。
タイトリストの新作フェアウェイウッドはTS2とTS3の2種類あります。
TS3については、まだショップに試打クラブが入っていなかったので今回は割愛します。
917F2との見た目の違いは?
まず、見た目ですが、ヘッド形状は917F2とそんなに変わらないように見えます。
構えた感じも変わりなく、正直クラウンだけ見たら違いがわからないかもしれません。
あっ、でもヘッドの色が違うからわかるか(笑)
ヘッドの色がTS2の方が黒いです。
色の違いくらいなので917F2を使っていた人なら違和感なく構えられると思います。
TS2フェアウェイウッドのソールは、前作917FにあったシュアフィットCGウェイトが無くなり、ソール後方に交換式のウェイトが搭載されています。
917F2はシュアフィットCGウェイトがソールの真ん中付近にありましたが、TS2のウェイトはソール後方なので、より深重心になったんだと思います。
たぶん球が上がりやすくなるのかな。
917Fでもあったソールの渓谷(アクティブリコイルチャンネル)が2.0から3.0に更新されています。
TSドライバーではスッパリ無くなってたのですが、フェアウェイウッドではあった方が良いと判断したんでしょうね。
僕としては、ソールのメカニカル感が増すので残してくれたことはありがたいです。
外見としてはこんな感じで、ウェイトこそ違うけどドライバーほど大きな差は無いように感じました。
ドライバーで感じたソールのかっこ悪さもそれほどでもないし、まずまずの好印象でした。
打ってたらやさしくなっていたぞ!TS2フェアウェイメタル
では早速試打。
ちなみにロフトは18度、5Wです。
シャフトはスピーダのエボV FW 60 S
そうそう、TS2フェアウェイウッドは、前作917F2と比べて5Wのシャフトが0.5インチ短くなっています。
917F2の18度は42.5インチありました。
半インチ短くすることで、やさしさをアップしたかったのでしょうか。
ちなみに15度の3Wはどちらも43インチで変更ありません。
僕は0.5インチの差を察知できるほど繊細では無いので、まったく気になりません。
軽くワッグルすると、なんとなく917F2よりヘッドが軽く感じます。
もしかしたらヘッド重量が軽くなっているのかと思いましたが、あとで調べて見たらむしろ若干重くなっています。
TS2FW 18度 クラブ総重量 340g シャフト重量68g(スピーダ エボV FW60 S)バランスD1.5
917F2 18度 クラブ総重量 329g シャフト重量 63g(ツアーAD IZ6 S) バランスD2.5
全体では重くなっていますが、ヘッドバランスは逆に軽くなっているのですね。
本題に戻って、、、
スイングします。
初球はゆっくりやさしく。。。
実際スイングするとヘッドの軽さはあまり気にならず、917F2とほとんど同じ感覚でスイングできます。
インパクト時は、フェースの柔らかさが感じられ、シュパンと少し高めの打音とともに、打球が飛んでいきます。
弾き系ではなく、フェースに球が乗っているのがしっかり感じ取れます。
TSドライバーの弾き感は無いですね。
むしろ、917F2とあまり変わらない打感です。
ただ、測定器の数値を見るとびっくり!
ゆっくり振ったのに飛距離210ヤード!!
おいおい。。。
そんなに飛ばしたつもりはないぞ!(笑)
弾道も若干右へ出ましたがフェアウェイの範囲。
高さは中から高弾道と言ったところでしょうか。
スピン量は2100回転くらい。
今度はスイングスピードをあげて、いつもの感じで打って見ます。
今度は230ヤード超えの235ヤード! 5Wです!
打感や音は917F2と変わった感はしないのですが、明らかに飛んでいます。
917F2購入時は、今回と同じ測定器でちゃんと振って210ヤードだったので、めっちゃ飛んでいるのがわかります。
917F2とシャフトが違うので一概には言えないかもですが、そんなに気合いを入れなくても簡単に飛んで言ってくれます。
明らかにやさしくなっていますね。
何球か打って気づいたのですが、このTS2フェアウェイウッドは球がねじれないですね。
スイングなりの方向へ直進性の高い球が出ます。
思い切りかちあげると吹け上がった球になりますが、普通にスイングする分には綺麗な放物線を描いてくれます。
スピン量もだいたい2500前後。
いい感じです。
タイトリストTS2フェアウェイメタル試打まとめ
TS2フェアウェイウッドは、真を外してもしっかり球を拾ってくれるので、ミスにも強いです。
この辺はアクティブリコイルチャンネルの効果でしょうか。
もしかしたら917F2よりもミスに寛容かもしれません。
917F2では真を外すと打感も音も変わり、「やっちゃった」がすぐにわかったのですが、
TS2フェアウェイウッドは、ちょっと外したくらいでは打感も音もあまりかわりませんでした。
フェース自体の寛容性もあがっている気がします。
実際のラウンドでは平らな安定したライから打てるわけではないので、この寛容性の高さはかなりの武器になると思います。
それに、そんなに頑張らなくても飛んでくれるので、ラウンド後半で疲れている時でも安定した球が打てそうです。
(917F2はラウンド後半に使うのは体力的に辛かったです。)
全体的に917F2よりもやさしくなり、プレーヤーのターゲット層も広くなったと思います。
タイトリスト=難しい・ハード
と言った印象はだいぶ薄れたと思います。
まぁ、それでも他のFWよりはハードな部分はあると思います。
ROGUEなんかはもっと簡単に初速の速い高い球が出ます。でも軽すぎますが、、、。
なので、重めのクラブが好みだけどちょっとハードに感じてきた人、アスリート系のクラブが好きだけど少しやさしいクラブを探している人には、ちょうど良いのではないでしょうか。
TS2フェアウェイウッドは、TSドライバーほどの驚きは感じませんでしたが、これまでのタイトリストよりもやさしく寛容になっています。
じゃぁ、欲しいか?って言われると、、、「資金に余裕があったらね」ってとこですね。
TS3ドライバーはホント欲しいけど、、、。(笑)
そう言えば、タイトリストのサイト見てて気づいたけど、
TS2フェアウェイウッドは普通に15度、16.5度、18度、21度とありカスタムで13.5度が選択できるけど、
TS3フェアウェイウッドは基本15度しかなく、16.5度や18度はカスタム対応なのね。
ってことは、もしかしたらTS3フェアウェイウッドは意外とハードなのかも。
では!
※左用は15°/18°のみ ※赤字はカスタムモデル
※2018年8月現在
※ゴルフクラブの重さ(総重量)は目安としてお考えください。
※ゴルフクラブには生産公差がございます。予めご了承ください。
※原産国:日本
付属アクセサリー
TS フェアウェイメタル専用ヘッドカバー(ベトナム製)
SURE FIT ® トルクレンチ/ポーチ(中国製)
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