ゴルフギアマニアのレビューノート

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ティーアップはツアーティーが最強 TOUR TEE

TourTee(ツアーティー)を1年以上使い続けて分かったこと —— 折れない・安定する・飛ぶティーの真価

ドライバーショットのブレを少しでも減らそうと、さまざまなティーを試してきました。
木製、プラスチック、低抵抗、大径カップ……。種類は多いものの「これ」と言える一本に出会うことは意外に少ないものです。

そんな中、約1年前に試しに購入したのが TourTee(ツアーティー)
当時は半信半疑でしたが、気づけばバッグには常にツアーティーだけ。
結果的にこの記事経由でも相当数の方に読んでいただき、この記事経由だけで700個以上売れたほど、多くのゴルファーにも支持されました。
今回は、改めて “今の視点” でTourTeeのメリット・デメリットを整理し、もう一度使ってみた感想をレビューします。

TOUR TEEとは?

アメリカ発の高耐久ティーで、
摩擦抵抗を極限まで減らす構造 が特徴です。

主な特徴

  • 低抵抗ヘッドでインパクト時の抵抗を軽減
  • カップ部分が大きく、ボールが置きやすい
  • 高さを揃えやすい“段差構造”
  • 折れにくく、1本で長期間使用できる
  • PGAツアー選手も使用

特に「低抵抗ティー」としての完成度が高く、
ドライバーの初速アップや方向性の安定を求めるゴルファーに人気があります。

圧倒的な刺しやすさ TOUR TEE

ツアーティーの長さは80mm。これだけあればある程度高いティーアップでも対応できます。
ティーの棒にあたる部分がよくある丸形ではなく長方形でとてもしっかりしています。
このおかげでボールをティーに載せて地面にグイっと刺し込むときに、しっかりと力を伝えられるのでとても刺しやすいです。

よくあるティーの上部が折れるタイプた2分割されるタイプのティーだと、まっすぐ刺さないと力が逃げてしまいうまくさせないことがありまが、このツアーティーは地面が硬くてもしっかり力をかけられ、スッと刺せティーアップでもたつくこともありません。

ツアーティーにはツアープロティーという商品もあり、こちらは少し細身のデザインで台座も少し小さいです。

ボールが載せやすい TOUR TEE

ボールを載せる台座の部分が大き目で(ツアーティーの種類によって大小あります)、ボールも載せやすく強風でもボールが落ちることなく安定感抜群です。

飛んで無くなる心配が少ない TOUR TEE

ティーの先端は返しが付いていて抜けにくい構造になっています。
この返しのおかげでショットの衝撃でも抜けにくくなり、ティーを飛ばしてしまい紛失することが少なくなります。

筆者はこのティーに出会うまでは1ラウンドで数本のティーを無くしていたのですが、ツアーティーにしてからは無くす機会が劇的に少なくなりました。

インパクト時の衝撃が少ない TOUR TEE

ツアーティーの台座の部分の外周(写真の青い部分)はゴム製でできています。
ここはインパクト時にティーとヘッドが最初に接触する部分でもあります。

外周がゴム製のおかげでヘッドにかかる衝撃を吸収してくれティーによる抵抗も軽減され、降り抜きがよく感じます。
また、プラスチック系のティーだとヘッドのソールにティーによる傷がつくことがありますが、ツアーティーにしてからはそんなこともなくなりました。

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実はボールが少し浮いている? TOUR TEE

ツアーティーの台座には小さな突起が付いています。
この突起の上にボールが載ることでわずかに浮きティーとボールの接触面積が小さくなって抵抗も少なくなります。
とても小さなことですが工夫が凝らされているのがよくわかります。

ちなみにツアーティーは長方形の短辺を前方に向けてセットするのが基本だそうです。
個人的にはどの向きで刺してもインパクト時の感覚は同じ印象ですが、短辺を前方に向けた方がティーが飛んで行く確率が少ないと感じています。

たしか初期のパッケージには飛距離が12y伸びるなんて記載があったと記憶しているのですが、実際に飛距離が伸びてるかどうかは正直わかりません。(笑)

耐久性が高い TOUE TEE

再生ポリエステルという素材でできていて、太さもあるので折れにくく耐久性がとても高いです。
実際に使って折れたのは2回だけ、それもかなり長いこと使い続けたものです。

ウッドティーや上部が柔らかいティーだと、おろしたてでいきなり折れてしまうなんてこともあますが、ツアーティーはそんなことはありません。

実は多用途 TOUR TEE

ツアーティーの先端は尖っているのでウェッジの溝の掃除やグリーンフォークの替わりとしても使えるそう。
筆者は溝の掃除に使ったことはありませんが、グリーンフォークにツアーティーを使っています。

グリーンフォークとしてまったく問題なく使えるので別途グリーンフォークを持ち歩くことがなくなります。

実際に使って感じたメリット

① とにかく折れない(コスパが良すぎる)

一般的な木製ティーだと、1ラウンドで2〜3本折れることもあります。
TourTeeは 1本で10ラウンド以上使えた こともあり、結果的にコストは圧倒的に低くなります。

「値段は高いけど、最終的に得をするタイプのティー」

この印象は今も変わりません。


② 高さが毎回一定になるので、ショットが安定する

段差に合わせて刺すだけで高さが決まるため、
セットアップの再現性が非常に高い ティーです。

ドライバーの打点がブレやすい人には、明確に恩恵があります。

✔ 上下のミスヒットが減る
✔ ティーアップの高さ問題がなくなる
✔ ルーティンに組み込みやすい

「ティーアップが揃うだけでこれほど安心感が変わるのか」と感じた部分です。


③ ボールが置きやすい(意外に大事)

カップが広いので、
風が強い日や冬グリーンで手がかじかむ時でも置きやすい
とにかく圧倒的に置きやすい!

地味ですが、ストレス減です。


④ 初速がわずかに上がる(体感と計測の両方)

これは誤差レベルとも言えますが、
同条件で計測すると +0.5〜1.0m/sの初速アップ が出たことがあります。
人間が打っているため完全な同条件にはならないので参考程度ですが。。。
ただ、個人的に弾道を見ても初速はアップしている感じはあります。

摩擦抵抗が少ない構造の恩恵だと思われます。

気になる点・デメリット

① 値段が高い(4本入りで約1,000円前後)

木製ティーに比べると、初期コストは明らかに高め。
ただ上述の通り、耐久性を考えると「結果的には安い」です。


② 地面が硬い冬場は刺しにくい時がある

プラスチック製で少し太いので、
真冬の凍ったティーグラウンドだと刺さりにくい ことがあります。

これはほぼ全てのティーに共通ですが、念のため。


③ カラーバリエーションはあまり多くない(※最近はカラフル系もあります)

見失いにくいカラーがもう少し増えると嬉しいところ。
最近(2025年現在)はクリア系などカラフルなツアーティーも増えました


TourTeeをおすすめしたいゴルファー

  • ティーが毎回折れてストレスを感じている人
  • 高さの再現性が欲しい人(特に初心者〜中級者)
  • ティーを楽に刺したい人
  • ボールをストレスなくセットしたい人
  • 初速を少しでも上げたい人
  • ラウンド中にティー探しで時間を取られたくない人
  • コスパ重視の人(最初は高いけど、長持ちするので結果的にコスパ高い)

逆に
✔ そもそもティーをほとんど折らない人
✔ 木製の打感が好きな人
には向きません。


1年以上使って分かった結論

TourTeeは “派手さはないが、確実にスコアメイクを後押しするティー” です。

特に
✔ 高さの再現性
✔ 折れにくさ
✔ 圧倒的なボールの乗せやすさ
この3つは明確に他製品と違うポイント。

ティーにこだわるだけで、
ドライバーのストレスが1つ減り、ショットの精度が上がる
その積み重ねは意外と大きいと感じています。

まとめ

いかがでしょう。
ツアーティーは高耐久で抜けにくいのと、台座がゴム製で衝撃が少なく振り抜きやすいのが特徴です。

圧倒的に刺しやすく圧倒的に無くしにくい、クラブヘッドにも傷が付かないなどティーとしてはかなり高性能です。
人気がでるのも納得だと感じます。

初めて買うときはちょっとお高く感じ躊躇してしまいますが、一度使うとよさを実感できると思います。