今年の3月に発売されて以来、人気のテンセイ TENSEI PRO ホワイト 1K。
元調子でハードヒッター向けという触れ込みで、叩いて飛ばしたいアスリートを中心に人気になっています。
僕もドライバーは叩いて飛ばしたいタイプです。
そこで気になっていたシャフトをスペック違いで複数借りられたので使用感など僕なりに感じたことをレビューします。
試打の基準として、ヘッドスピードは43~46くらい(ユピテル計測)
使用ドライバーEPIC SPEEDです。
メインの試打シャフトは
テンセイプロホワイト1k 60S、60X、60TXの3本。
その他、比較用として
ディアマナTB 60X、アッタスDAAAS 6X、VENTUS BLUE 6S、VENTUS BLACK 6Sです。
TENSEI PRO WHITE 1Kは全体的に数値よりもやさしい
TENSEI PRO WHITE 1Kの振動数は、60Sで264前後、60Xで277前後、60TXで282前後ということで、振動数だけ見ればかなり硬めの印象を受けます。
でも、実際に打ってみると意外とそんなこと無く、トップでの適度なしなり感とダウンでのしっかり感が良い感じでバランスがとれていて、とても振りやすいです。
(実は冬に60Sを試打したことがあったのですが、その時はまったく振れる感じがしませんでしたが、今回は季節も暖かく体も動くので印象が変わったようです。)
TENSEI PRO WHITE 1Kの手元部分に採用された新素材1Kクロスがよい感じのしなりを生んで硬いという印象を消してくれているのだと思います。
一方、ダウンからインパクトにかけては中間よりも手元側からクセのないしなり戻りがあり、叩いても大丈夫な安心感を感じます。
最近のシャフト同様、先端はかなり硬めな印象で、多少芯を外しても当たり負けすることなくしっかり球を押してくれます。
三菱ケミカルのシャフト特有のパリパリ感はディアマナほど感じませんでしたが、芯はしっかり感じることができる骨太系のシャフトです。
シャフト自体にはお助け機能はないですが、振れば振ったなりに距離もでるし、振った方向へ飛んでくれます。
トゥダウンも控えめで方向性も良く、スペックをしっかり選べば合う人は多いと思います。
どのくらいのスペックが良い?
あくまで個人の感想ですが、ヘッドスピードが40以上あれば60Sで行ける気がします。もし重いなら50Sもありです。
試しにかる軽めにヘッドスピード39とかで振っても200y(レンジボール)とか普通に飛んでくれるので、手元系が好きな人はスペックの数値に惑わされず、ぜひ一度試してみてください。
意外と打てると思います。
ヘッドスピードが45以上は60Xがオススメかと。
スイングタイプにもよりますが、切り返しでグッとタメを作るタイプだと60Sでは少し心もとなく感じるかもしれません。
逆にしなりをうまく使える人は60Sでも良いかと思います。
ちなみに、PINGのドライバーでシャフトがツアー173-65Xを使っている人なら60Xで全然いけると思います。
ヘッドスピードが50を超えてくる人は60TXかと思います。
60TXになると明らかにしなりが少なく手元も硬い印象をうけます。
僕のヘッドスピードがユピテル計測で43~46くらいでなので、さすがに60TXはオーバースペックでヘッドスピードも飛距離も落ちました。
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他のシャフトと比較してどう?
VENTUSシリーズ 6S
同じく叩ける系のシャフトとして人気のVENTUS BLUEとVENTUS BLACKがありますが、TENSEI PRO WHITE 1Kはブルーとブラックの間といった印象です。
VENTUS BLUEは手元のしなりがかなり多くてちょっと心もとない感じですが、VENTUS BLACKはその逆で手元も硬く感じ、かなりしっかり振らないと相手にしてもらえない印象でした。
なので、手元のしなりで言うと、VENTUS青→TENSEI 1K→VENTUS黒の順で硬くなります。
しなり戻りはVENTUSは青も黒もかなり早いのでスイングテンポの速い人に合いそうですが、TENSEI PRO WHITE 1Kはちょっと粘りながら戻ってくるのでVENTUSに比べると少しゆっくり戻ってくる感じです。
飛距離は総じてVENTUSの方が出ていました。VENTUSのしなり戻りの早さがヘッドスピードに反映されるようで、うまくタイミングが合えばレンジボールでも250y超えがバンバンでます。
ATTAS DAAAS 6X
こちらもやさしく叩けるシャフトとして登場したATTAS DAAAS。
DAAASは6Xで振動数が270くらいなのですが、振動数264くらいのTENSEI PRO WHITE 1Kよりもかなり柔らかく感じます。
DAAASも中間から先端にかけての剛性は高いのですが、手元がゆるい分だけ柔らかく感じたのだと思います。
DAAASも飛んで曲がらない系のシャフトなので、ラウンドでバテない程度に叩きたい人にはDAAASがオススメです。
DIAMANA TB 60X
こちらは中元系のシャフトですが、適度な硬さとハリ感があって使いやすいシャフトです。
TENSEI PRO WHITE 1Kと比べてしまうと柔らかいので、叩きたい人にはちょっと心もとない印象です。
ですが、TBは不思議なシャフトで叩いても左へ行くことが少なかったです。
しなるわりに芯がしっかりしているというか、、、ディアマナ特有のパリパリ感がうまく作用しているのかもしれません。
同じ三菱ケミカルだけあってTENSEIともインパクトタイミングは近い感じがしました。
TENSEI PRO WHITE 1Kでキツイと感じる場合は、選択肢に入れても面白いと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
なんかうまくまとめられずつらつらと書いてしまいましたが、TENSEI PRO WHITE 1Kは数値のわりに使いやすいシャフトです。
なので、特に手元系がお好きな方は、ショップで見かけたらぜひ複数のスペックを試打してください。
思いの外、やさしく感じるスペックがあると思います。
同じ三菱ケミカルから手元系のTENSEI PRO CK オレンジがありますが、1Kの方がクセがなくやさしい印象を受けました。
なので、CKオレンジでキツイ人も試してみる価値はあると思います。
また、青ベンタスは軟らかくて黒ベンタスだと硬く感じる人にも試していただきたいシャフトです。
青と黒の中間くらいの感じなのでハマる人も多いと思います。
では!
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