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圧倒的な操作性で快適プレイ GARMIN Approach S70 ゴルフGPSウォッチ

ここ数年、様々なメーカーからゴルフ用GPSナビが発売されています。

スマホのような手持ちタイプや、腕時計タイプ、クリップタイプなどありますが、腕時計タイプとして発売以来大人気なのがGARMINのApproachシリーズ。

初代S60、二代目S62と進化して2023年満を持して発売したのが三代目となるS70。

今回は機能性はもちろんそのスタイリッシュなフォルムにさらに磨きをかけた最新のGARMIN Approach S70についてレビューをしていきます。

有機ELが圧倒的な視認性と美麗を生む

S70では液晶画面がAMOLEDディスプレイと言われる有機ELにかわりました。
これにより、発色性が格段に高くなり、引き締まった黒と色鮮やかなカラー表現が可能になったことでMAP や数字の美しさが向上。
また、高い視認性で炎天下の直射日光下でもとても見やすくなりました。

GPSの高精度化

元来GARMINはアメリカのカーナビで有名なメーカーであることからもわかように、GPSの性能とノウハウの高さには定評がありました。
3代目のS70においては、47mmモデルがGNSSマルチバンドにも対応し、障害物が多くGPSの精度が狂いやすい環境でも、L5信号を取り入れることで精度の向上が図られています。
もちろん40mmモデルでもこれまで通り十分な精度が保たれているので全く問題はありませんが、価格差も数千円程度ですので、この際に画面も大きくバッテリー持ちも良いS70を購入するのがオススメです。

圧巻!圧倒的な測位スピード

S70をコースで初めて使って真っ先に感じたのがGPS測位の速さ。
これまでのモデルや他社のモデルも含めて、GPS測位に約5分~10分程度かかるのが普通でした。
なので、余裕を見てスタート時間より15分以上前にナビを準備して測位させておかないといけませんでした。
もし忘れると、スタートホールはもちろん次のホールまでナビが使えないなんて悲しいことになります。

ですが、S70は速い時はほんの数秒で測位が完了し、あっという間にナビを開始できます。
これなら、スタートのティーエリアでナビのセットを忘れてもあわてることなく落ち着いてセットできます。

GPSの環境によってまれに時間がかかるときがありますが、それでも他社を含むこれまでのモデル中で最速であることには変わりありません。

自分も含めて思い当たる人はずいぶんいると思いますが、これまであったナビ設定忘れによるイライラから間違いなく解放されます!(笑)

MAPがより使いやすく

画面が少し大きくなり(47mmモデル)視認性が向上したことや、MAPデザインが精細にリニューアルされたことなどにより、コースMAPがグッと見やすくなりました。
さらにMAPをタップするとMAP画面に切り替わると同時に新たにズームカーソル状のものが表示され、それを上下に動かすことでMAPの拡大縮小が簡単にできるようになりました。
拡大縮小、上下左右の移動が全てシームレスで行え、さらに3点距離表示もそのままシームレスにできるようになり、コース状況や距離の確認がとてもやり易くなりました。
動きもヌルヌルサクサクなのでストレスフリーで行えます。

これまでは老眼ということもあり、少し大きめのナビも併せて持ち歩いてMAPの確認はそちらで行っていましたが、もうその必要もなくなりました。(笑)

使用クラブの入力忘れがなくなる

Approachシリーズはショット位置と使用クラブの登録ができますが、前作まではバタバタしてると使用クラブの入力を忘れてしまうことが少なからずありました。
まぁ、プレイ後にゆっくり登録することもできますが、できることならその場で完結させたいものです。

そんなユーザーが多かったかはわかりませんが、S70ではショットが終わって少し移動するとブルッとウォッチが振動して使用クラブの入力をうながしてくれます。
とても地味なアップデートですが、これが凄くわかりやすく、また絶妙なタイミングで教えてくれるので、使用クラブの登録忘れば撲滅できます。

Approach CT10との相性も抜群

上記の使用クラブを自動で登録したい時に使うのがApproachCT10です。
CT10発売当初から使用してきましたが、初代、二代目とイマイチ認識が甘いなど精度の問題を感じ、使用をやめていました。
しかし、せっかくなのでS70でも使ってみようと思い、ウェッジとパターのみCT10を装着し使ってみたところ、これが思いの外よく、クラブの認識も素早くショットの記録も安定して行えます。
バンカーなどで脱出できず少し前から再度打った場合もしっかり記録されるし、小さなアプローチも記録されます。
ただ、同じ場所からのショットだったり、あまりにも小さなアプローチ、OK程度のタップインパットなどは認識できない場合がありますが、使い勝手は格段に良くなっています。

CT10は全クラブに取り付けるのもありですが、あれこれ複数本クラブをもって動いているときなど、ウォッチにセンサーが起動したクラブがいちいち表示されるので若干うるさく感じます。
なので個人的にはウェッジとパターだけあれば十分だと思います。

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スコア入力が簡単に

S62ではスコア入力の際に、ドライバーショットの曲がりを入力する必要がありましたが、S70では、ショット位置から判別して自動入力されるようになりました。
また、ショット数もしっかり把握しているので、パターにCT10を付けていればOKの場合を除いてスコアは確認するだけでOKになりました。
もちろん、手入力や修正も可能です。

進化したPlaysLike距離(高低差情報)

高低差を考慮した打つべき距離を示してくれるタイプのナビはたくさんありますが、S70では標高差に加えて風速や風向、空気密度を考慮したうえでの打つべき距離を表示するようになりました。(アプリ連携必須)
風向きや風速は地表レベルの風ではなく、上空の風(簡単に言うと天気予報でいわれるような風)をアプリ経由で取得して表示するので、地表レベルの風とは違う場合がかなりあります。
地表レベルでは、地形の影響を大きく受けるので当たり前ではありますが。。。
なので、好みによって風や空気密度を打つべき距離に反映させる反映しないを選べるようになっています。
もちろん、従来通りの標高差だけでの表示も可能です。(高低差も考慮しない直線での距離表示も可能)

圧倒的なバッテリー容量

S62から強化されたのがバッテリー。
S62でも一度の充電で二日連続ラウンドでも全く問題なく使えてましたが、それはS70でもしっかり受け継がれ、GPSモードで20時間稼働するスタミナバッテリーを備えています。
満タンスタートで1ラウンド終わっても70%程度バッテリー残があるので、おかわりハーフや二日連続ラウンドで充電を忘れても安心です。

アプリ連携でゴルフ以外の情報も取得

S62から搭載された心拍計がアップデートされより高精度のものになりました。
アプリと連携することで、ラウンド中の心拍や歩数、消費カロリーや移動の軌跡を確認できます。
S62でも同様の機能がありますが、センサーの進化で信頼度が向上したように思います。

スマートウォッチとしての機能も強化

S62でもあったスイカ連携は継続、さらにスマートフォンからの通知機能も継続していますが、有機ELになったことで表示よりカッコよくなりおしゃれになりました。
S70ではミュージックプレイヤーとしての機能も搭載され、ゴルフ以外でも利便性も向上しています。

不満なところ

基本的にS70の完成度はとても高くほぼ問題ないのですが、小さな不満点もいくつかあります。

価格が高い!:円安の影響もあるのである程度は仕方ないのですが、それにしてもちょっと、、、。

初期MAPの拡大率:これは仕様なのかバグなのかわかりませんが、ショートホールなど一部のホールで、初期マップの拡大率が大きすぎてグリーン周辺しか表示されないことがあります。
MAPをタップしてズームカーソルを調整してさらにスクロールすれば全体を見れますが、正直手間です。
池越えや崖声のショートでもグリーン周辺しか表示されないので、1オン前提の仕様なのかなと思っちゃいます。(笑)

バックライトの表示時間が短い:バックライトのタイムアウト時間が最大で15秒なので以降は画面が暗くなります。7割くらいは問題ないのですが、たまにもう少し長く表示してくれればと思うことがあります。なのでせめて設定で30秒の項目が欲しいです。

バーチャルキャディーとの相性がかみ合わない:S62でもそうだったのですが、ティーショットで6鉄をオススメされたり、どう考えてもドライバーが選択の一位であっても5wがオススメとなかなかドライバーを持たせてくれません(笑)
まぁ自分のドライバーが散ってしまうのが原因なのでしょうが、池もなにもないホールで6鉄の表示はさすがに爆笑しました。(笑)
なのでS62から引き続きバーチャルキャディーは使っていません。っていう機能はONのままでキャディーの言うことは聞かず自分の心のおもむくままにクラブを選んでおります。(笑)

まとめ

S62の発売から数年経過して満を持して発売されたS70。
基本的な機能は変わりありませんが、視認性や使い勝手が格段に向上しています。
S62使いがS70を使うとほぼ間違いなく戻れなくなる、それくらい進化しています。


価格はかなり高くなってしまいましたが、アップルウォッチなど使わずS70を普段使いするなら決して高くないと思います。
といいつつ自分はS70の発売前にアップルウォッチを買ってしまったのでかなり痛いですが。(笑)

ゴルフナビの精度にイライラしたくない、操作性も快適に使えてイライラしたくないなら、GARMIN一択、S70一択です。

他社からも有機ELモデルや反射型液晶を使って見やすさを向上したモデルもありますが、操作性が緩慢だったり、(とにかく反応が悪い)動きがもっさりしたモデルが多く、また文字やMAPがジャギって汚かったりともうひと頑張りして!と思うモデルが多いです。もちろんそれでも問題なければ安価なモデルの選択もありかと思います。

個人的にナビはすでに10機種くらい使ってそれぞれの良さも分かったうえで結局GARMINになっているので、やっぱりGARMINなのかなと思います。

まだまだ品薄が状況が続いていますが、みかけたら思い切って購入するのもありだと思います。

  • この記事を書いた人

さぶにく

ゴルフ場勤勤務経験のあるギア好きゴルフマニア。 クラブやギアなどゴルフにまつわる記事を自身の体験や経験をもとに発信しています。

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