リアルな人のスイングデータを追加 PARADYM Ai SMOKE
2024年1月5日、キャロウェイ2024年最新クラブが発表されました。
その名は「パラダイム Ai SMOKE」、スモークという新しいネーミングになりました。
スモークとはアメリカゴルフ界のスラングで、日本でいうところのマン振りやマン飛びのような速さをイメージする言葉だそう。
とすると今作もキャロウェイお得意の初速のアップが期待できそうなネーミングということでしょうか。
キャロウェイお得意のAi設計のフェースがさらに進化しさらにミスヒットに強くなったそう。
これまではロボットでのスイングデータやフェースがスクエアでインパクトすることが前提だったのに対し、
今作はそれに加えて実際に様々なレベルのゴルファー25万人もの人が打ったスイング軌道やインパクトロフトなどのスイングデータを100万以上追加。
その結果、前作のパラダイムでも弾道が散らばりにくいといわれたフェースが、さらにやさしくどこに当たっても弾道を補正して安定した弾道を実現してくれるという、さらに一段上をいくAiスマートフェースに進化しました。
実際に人が打ったスイング軌道などのデータが入力されたことで、フェースのあらゆる部分で当たり方に応じてフェースが無数のたわみを起こしてスピンや方向、打ち出し角を補正してベストな弾道へ導いてくれるという魔法のようなフェースへと進化したとのこと。
筆者としてはこれが本当ならすごく期待しちゃいますね。
一方で以前のマーベリックでもあったフェースのどこにヒットしたかわからなくなってしまうという懸念もあるのかなと思います。
とにかく試打をはやくしたいですね。
SMOKEはウェイトが中よりに変化
今作SMOKEは後方のウェイトの位置がソール側に移動し前作であったお尻が重たい感じが改善されている可能性があります。
個人的にお尻が重すぎると扱い辛くインパクトで尻もちのような感じを受けてしまい、あまり好きではありませんでした。
※画像はすべてキャロウェイ公式サイトから引用させていただきました。
あれだけこだわっていた柱が消えた！
キャロウェイのドライバーといえば2017年発売のGBB EPICシリーズ以降ずっと搭載し続けてきた”柱”「JAILBREAK テクノロジー」が今作ではなんと非搭載になりました。
事前にリークされていた画像にJAILBREAKの文字がなかったのでもしやとは思っていましたが、あれだけ拘ってきた、そして一度味わうと虜になる一撃の飛び性能を生んだ柱を、今作ではとうとう手放してしまいました。
これはAIがJAILBREAK テクノロジーよりもAiスマートフェースが生む無数のたわみをよりフェースの周辺部にまで作用するようにすることを推奨し、実際にあらゆる打点位置でJAILBREAK テクノロジーよりも高いボールスピード、飛距離を実現しているとのこと。
その結果これまでのJAILBREAK テクノロジーで必要だった重量が、SMOKEでは余剰重量として最適化されてさらにバランスのとれたクラブになったそう。
初代GBB EPICのあの一撃の飛びに魅了された筆者としてはなんか寂しい気持ちもありますが、裏を返せばJAILBREAK テクノロジーをこえる性能をAiスマートフェースが生み出したということでしょう。
前作から搭載の360°カーボンクラウンは今回も継続ですがこちらもさらに軽量なタイプに進化しました。
ドライバーはMAX・MAXD・MAXFAST・♢♢♢の4機種
今作もレベルに合わせて4機種がラインナップされていますが、ネーミングが前作と少し変わっています。
一般アベレージ向けのMAX。
捕まり系のMAXD。
軽量のMAX FAST
上級者向けの♢♢♢。
前作で捕まり系に位置していた”X”が”D”に戻ったと考えるとわかりやすいですね。
前作同様Aiスマートフェースはそれぞれ専用設計でそれぞれのターゲットに合わせたAiスマートフェースが搭載されています。
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もしかしたらSMOKEこそパラダイムシフトかも
これは筆者の超私的な憶測ですが、
キャロウェイは2017年のGBB EPIC→ROGUEのように「やんちゃ→やさしい→やんちゃ→やさしい」といったサイクルで製品開発をしていました。
やんちゃモデルで新技術を投入し、それをさらにブラッシュアップしより多くの人に扱いやすくしたのが次の年のモデルといった流れでした。
前作PARADYMは飛んで曲がらないといわれたけど、前と後ろだけ極端に重いせいで扱いにくさを感じた人も一定数いました。
その前の作であるROGUEの方がやさしいという人も多くいました。なので個人的にはこれまで同様やんちゃ系だったのではと思っています。
とすると今作SMOKEは前作PARADYMのやさしい系の年。
そしてJAILBREAK テクノロジーを廃止してまでも投入した新開発のどこに当たっても補正してくれるAiスマートフェースの搭載。
重量配分も前作はヘッドの一番遠いところにあったウェイトがSMOKEでは少しソール側に移動しているのでお尻が重い感じも改善されているものと考えられます。
前作から熟成された360°カーボンクラウンとAiスマートフェースの組み合わせがうまくマッチすれば2017年のJAILBREAK テクノロジー以来の革命、つまりこれこそ本当のパラダイムシフトかもしれません。
これはもう試打が待ち遠しくてたまりませんね。
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硬めのシャフトが好みならUSモデルもおすすめ
USモデルなら標準で国内仕様よりも硬いシャフトが装着されているので、ハードヒッターさんはUSモデルも選択のひとつになるかと思います。
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USモデルの正規品をアメリカから直送。さらに日本国内で販売されていないモデルや、日本より早く発売されるモデルなどをいち早く入手できるかもしれません。
キャロウェイ2024最新作 PARADYM Ai SMOKEについては、なんとUSモデルは1月12日発売となっています。
日本は2月発売予定なのでUSからの輸送日数はかかるかもですが最速で入手できる可能性もありますね。
気になる方は「フェアウェイゴルフ」さんも要チェックです。