最近の流行にのって買ったブッシュネルのレーザー距離計 ピンシーカープロXEジョルト。
前回の記事でレーザー距離計の良さをまとめたので今回はピンシーカープロXEジョルトのレビューを。
ピンシーカープロXEジョルトの特徴
業界初の気温・高度を加味したスロープ機能(エレメント機能)
本体側面に強力マグネット搭載
スロープスイッチ搭載で競技使用OK
ビジュアルジョルト(バイブレーション)機能
ピンシーカー機能(自動)
スピーディなピント調整を実現したクイックフォーカスシステム
7倍望遠&フルマルチコートレンズ
と、ざっくりこんな感じ。
ピンシーカープロXEジョルトの使い方
使い方はとっても簡単で、測りたい所にレーザーを向け電源ボタンを押すだけ。
1秒しないで計測が終わり、計測終了を振動と光で教えてくれます。
画面中央に直線距離、その下の左側に高低差が%で表示され、右側に高低差を加味した打つべき距離が表示されます。
エレメント機能がONの場合は画面右の電池マークの上にエレメントマークが表示されます。
本体横のスロープスイッチを切り替えることで競技用でも使える直線モードになります。
そうそう、高低差に関してブッシュネルから他のモデルも多数販売されていて、その大半が勾配が「度」で表示されるのに、なぜかこの機種だけ「%」で表示されます。
ちなみに100m進んで10m登る勾配が10%勾配、角度にすると約5.7度です。
使っていて意外と便利なのが、直線距離と打つべき距離が同時に表示されること。
一度の計測で直線距離と高低差を加味した距離が同時に表示されるので、画面やモードを切り替える必要がなく瞬時に両方の情報が確認できます。
切り替えが要らないというのがすごく便利で、操作がとてもシンプルになり、操作間違えのミスも皆無になります。
高低差モードで測ったつもりが直線モードだったなんてミスが起きない仕様になっています。
気温・高度を加味した打つべき距離を表示するエレメント機能
それぞれの詳細は公式WEBサイトを見ていただくとして、
ピンシーカープロXEジョルトの最大の特徴は、直線距離だけでなく高低差を加味した打つべき距離の表示はもちろん、エレメント機能と言ってなんと気温や高度を加味した打つべき距離を表示できること。
一般的に寒いと飛ばないとか、標高が高いと飛ぶとか言われていますが、それを具現化したのがこのエレメント機能。
使い方は簡単で本体横のスロープスイッチをスロープONにして本体上のMODEボタンをプッシュしてエレメント機能をONにするだけ。
すると直線距離とともに高低差と気温・高度(気圧)を加味した打つべき距離を同時表示してくれます。
エレメント機能はON・OFFできるので、普通のスロープ機能だけでも使えます。
本体横のこのスイッチでスロープ機能のON・OFFを切り替えます。
本体上、電源ボタンの上にあるのがMODEスイッチ。
スロープONの状態でMODEスイッチを押すとエレメント機能のON・OFFができます。
スロープスイッチがOFFの場合MODEボタンは機能しません。
ちなみにMODEボタン長押しで画面表示の明るさの設定(4段階)と、距離単位(ヤード・メートル)の設定ができます。
超絶わかりやすいビジュアルジョルト機能
ピンシーカープロXEジョルトの機能の中でも一番気に入ったのが、ビジュアルジョルト機能。
計測が終わると振動とともに画面周辺がリング状に赤く光って教えてくれます。
振動だけや、画面の表示が少し変わる程度(ピンマークが表示されるとか、それが〇で囲まれるとか)だと、見落としてしまう場合がありそうですが、ピンシーカープロXEジョルトは画面周囲が真っ赤に光るので、必ずわかります。っていうか気付かない方がおかしいくらい光ります。(笑)
逆に光らなかったらうまく測れていないので、その判断も瞬時にできスロープレー防止にもつながります。
ちょっとしたことかもしれませんが、これが使いやすさと安心感に貢献していてストレスなく使えます。
雨にも衝撃に強い本体
本体は完全防水構造(IPX7:雨天使用可能)なので雨のプレーでもぜんぜん平気です。
本体はかなりガッシリ感があり、本体をギュッと強く握っても歪むこともなく構造もしっかりしています。
公式WEBサイトの動画では衝撃にも強く落としても平気みないなことを言っていました。
さすがにカート道に落としたらアウトだと思いますが、芝生の上なら大丈夫な気がします。
ちょっと大きいのがね、、、
ここまで、ピンシーカープロXEジョルトの良い所を書いてきましたが、欠点もあります。
まず本体以外ですが、おそらくこれが最大の欠点で、とにかくケースがダメです。
出し入れがしにくい。
なんでこんなに使いにくいものを製品としてだすかなと思うくらい使えません。
ケースのサイドがゴムになっていて伸縮しますが、ケースの入り口がそもそも狭い。
キッチリサイズ過ぎるのです。
キッチリ過ぎてスッと入れられないし、取り出すのもグッと引っ張らないといけないのです。
ケースにスッと入れてスッと取り出したい僕としては、全く使う気になりませんでした。
ケースをもう少し余裕を持たせたサイズで作って、隙間や振動が気になるならクッション性を持たせれば良いと思うのですが、、、。
僕は手ごろなデジカメのケースに入れて使っていますが、その方がよほど使いやすいです。
本体は機能的な欠点はないのですが、スロープスイッチが少し緩い気がします。
使っている間にいつの間にかスイッチが切り替わってしまいスロープがOFFになっていることがあります。
もっとカチッとしっかり感があればよいのですが、ちょっと弱く何かの拍子で動いてしまいます。
と言っても、完全に切り替わるわけではなく1/3程度動くだけなのですが、それでもスロープがOFFになるのがちょっと残念です。
個人的な考えですが、スロープ機能って競技以外はONのままで使うことが多いと思うんです。
なので、こういった切り替えは競技以外ではやらないと思うんです。
ならばスイッチをもっと固くして無駄に動かないようにしてもいいんじゃないかと。
なんならスライドスイッチではなく、回転式とかロック機構をつけるとかしても良いかと思います。
あとは買う前からわかってはいたけどサイズかな。
ピンシーカープロXEジョルトのサイズ感。
ピンシーカープロXEジョルトは、数あるレーザー距離計の中でも比較的大きなサイズになります。
具体的なサイズは 44×114×84mmで重さは315g。
同じブッシュネルの軽量タイプ ピンシーカーツアーV4シフトジョルトは、43×104×76mmで重さが162g。
サイズは一回り大きく、重さはなんと153gも重いのです。
ちなみにこちらも人気のNIKONのレーザー距離計、クールショットプロスタビライズのサイズは96mm×74mm×42mmで重さは約170g(電池除く)なので女性でも楽に持てるほど小さくなっています。
おそらく、ブッシュネルは海外のブランドなので外国人にちょうど良いサイズで作ってあるのが理由だと思います。
ピンシーカープロXEジョルトを持つと、大人の男性の手で丁度かちょっと大きく感じると思います。
同時に「重っ!」って感じると思います。
ポケットに入ったとしても相当キツイですし、カラビナつきのケースに入れてぶら下げるとショットの度にグラングランに揺れて気になると思います。
ベルト通しを使ってケースをベルトに付けて腰に付けるのが、持ち運ぶ最善の方法だと思います。(ちょっと場所取りますが。。。)
たぶんマグネットがなければもう少し軽くなると思いますが、海外の動画を見るとカートに取り付けたりセルフのセグウェイみたいなのに付けたりしていて、まぁマグネットも便利なのかなと感じるし、、、。(僕は使い道がないですが。。。笑)
まとめ
と、ざっくり書いてきましたがいかがでしょうか。
ブッシュネルはレーザー距離計の中でも少しお高めですが、もともと軍製品を作るメーカで信頼度も精度も抜群なので、そこで相殺できると思います。
耐久性もありそうなので長く使えると考えれば高くないかなと感じます。
機能も細部までうまく考えられていて、必要十分な機能をシンプルに使えるように作られています。
肝心の計測も1秒未満で終わるし、精度も高く安定しているので測り直しもほぼ必要ありません。
気になる場合は確認の意味を含めて2回測れば充分です。結果が安定しているので何度も測る必要がありません。
別記事にも書いてますが、グリーンを狙うアプローチでは本当に強い味方になります。
ブッシュネル ピンシーカープロXEジョルト 興味を持たれたら是一度お試しください。
では!
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