朝日ゴルフ NEXT G

コンテンツ内に広告が表示される場合があります ゴルフギア

EAGLE VISION NEXT G 初見レビュー|自宅でコース攻略完了!EAGLE VISION NEXT Gがヤバすぎる

さぶにく

ゴルフ場勤勤務経験のあるギア好きゴルフマニア。 クラブやギアなどゴルフにまつわる記事を自身の体験や経験をもとに発信しています。

朝日ゴルフ NEXT G 画面表示サンプル。距離・ハザード・風向など情報設計が分かるスクリーン。

EAGLE VISION NEXT G 初見レビュー
距離だけじゃなく、起伏とフェアウェイ幅まで見える新世代ハンディGPSナビ

※本記事は、筆者が実際に購入した実機を使用した忖度なしのレビューです。
購入直後でラウンド使用は未実施ですが、NEXT Gに新たに搭載されたシミュレーションモードで使った「ラウンド前ファーストインプレッション」です。
GPS精度や実際の捕捉スピードなど、コースに出ないと分からない部分は、あえて評価していません。ラウンド後にレビュー予定です。


NEXT G とは?――距離計測から“攻略思考”へのシフト

朝日ゴルフから2025年11月に発売された新しいGPSゴルフナビ 「EAGLE VISION NEXT G」 を、実機でシミュレーションモードをひと通り触ってみました。

結論から書くと、

距離だけでなく、グリーンを含むコースのアンジュレーションがわかること。
ホールの起伏がわかり、フェアウエイの幅が数値でわかる。グリーンのアンジュレーションもわかる。
これらがすべて標準で搭載している高機能ナビです。

さらに、新搭載のシミュレーションモードで“コース予習”と“操作の予習”を同時にできるようになったこと。

画面が4.2インチと大きくなり、多くの情報が一画面で表示されても見やすくなりました。

タッチパネル搭載になって操作性が圧倒的にあがりほぼすべて直感的な操作が可能になりました。

この4点が、前作 NEXT2 からの大きな進化だと感じました。

まだコースでは使っていないので、「これは絶対買いです」とまでは言い切りませんが、「ほぼ間違いなく買い」です
初めてのコースや戦略的に攻めたい場面で、かなり心強い相棒になりそうな印象です。



本体サイズと重さ:スマホに近づいたハンディナビ

まずは外観から。

前作 NEXT2 より二回りくらい大きい

体感としては iPhone17 に近いサイズで、縦の高さだけ少し低い

重さは 約180g

後ろポケットに入れても、重さはそこまで気にならない

ハンディGPSというと「もっと小さくて軽くあってほしい」と思う方もいるかもしれませんが、
スマホに近いサイズになったことで、画面の情報量と視認性がかなり上がったと感じました。

ストラップホールの実用性と安心設計

日本企業の製品らしく NEXT G にはちゃんとストラップ用の穴、ストラップホールがついています。しかも2箇所も。
本体右側の上部と下部にあるので、バッグやカートにぶら下げたいときは上、ポケットや腰装備からサッと引き上げたいときは下、といった風に使い方に合わせて選べる設計になっています。
腕時計型やレーザー距離計ではそもそもストラップ不要な設計が多いので、こういう落下・紛失・誤作動まで想像した気遣いは、ラウンド現場では結構ありがたいと思います。


タッチパネル対応で操作感は一気に進化

朝日ゴルフ NEXT G 画面表示サンプル。アンジュレーションモード

NEXT G になって嬉しいポイントのひとつが、タッチパネル対応になったことです。

画面上の任意の地点をタップ

スライダーを指で動かしてフェアウェイ幅を確認

3点間距離をタップで計測

表示切り替えも画面上のアイコンから直感的に操作

前作まではボタン操作が中心でしたが、NEXT G ではほぼすべての機能を画面タッチで直感的に扱えるようになっています。

一方で、電源ボタンなどの物理ボタンはやや固め。
これはおそらく、ポケットの中やカートの揺れで誤作動しないようにするための配慮だと思われます。
軽いクリック感を期待すると「ちょっと固いな」と感じるかもしれませんが、
誤操作防止と割り切れば、ラウンド中はむしろ安心材料になりそうです。


シミュレーションモードが本当に便利

朝日ゴルフ NEXT G 画面表示サンプル。シミュレーションモード搭載

NEXT G で一番「これはいいな」と感じたのが、シミュレーションモードの存在です。

シミュレーションモードでも、ほぼ全機能が使える

コースレイアウト、ハザード位置、フェアウェイ幅、起伏、グリーン傾斜などを事前にチェック可能

その過程で、端末自体の操作にも自然と慣れていく

購入してすぐラウンドに持ち込むと、操作に慣れていない中で本番デビューすることになりがちです。
特に、最近のGPSナビは「自動ホール切り替え」が当たり前になっているので、
NEXT G のようにホール切り替えが手動の端末だと、いきなりコースで使うと最初は戸惑う方も多いかもしれません。

そういう意味で、シミュレーションモードを使って、

コースレイアウトの予習

表示切り替えや、タップ操作の練習

ホール切り替えや各機能の確認

をラウンド前に済ませておくことの価値はかなり大きいと感じました。

さらに、
ゴルフ場の公式サイトにあるコース図や、楽天GORAなどのドローン映像と一緒にシミュレーションモードを見ると、かなりリアルな事前イメージが作れます。
初めて行くコースほど、効果が大きそうです。


一画面で手に入る情報量と、その見やすさ

NEXT G の画面は、前作と比べるとかなり大きくなりましたが、
そのことで「大きくなった」というだけでなく、一画面で把握できる情報の視認性が大きく向上したと感じます。

1画面には、たとえばこんな情報がまとまって表示されます。

コース全体と周辺を含めた MAP

ハザード(バンカー・池など)の位置と残り距離

グリーンまでのフロントエッジ/センター/奥エッジまでの距離

(ベタピンナビ対応コースなら)ピン位置。非対応コースならグリーンセンター(手動でピン位置設定可能)

風向・風速(スマホアプリ連携時)

ショット数

レイアップポイント

などなど。。。

これだけの情報が並ぶと、普通は画面がごちゃごちゃしがちですが、

画面サイズの大型化

レイアップポイントなどの距離リングとMAPの組み合わせ

必要に応じて表示を切り替えられるUI

といった工夫のおかげで、意外なほど整理されて見えます。

画面右上の丸いアイコンをタップすると、表示内容を切り替えることもでき、
「今はこの情報だけ欲しい」という場面でも対応しやすくなっています。

また、画面を横にフリックすると 「ALL VIEW モード」 になり、
文字サイズがぐっと大きく表示されるので、
シニア層や、カートから端末をチラ見するようなシーンでは特にありがたいと思います。


初見コースで差が出るアンジュレーションモード――国内ほぼ全コース対応

朝日ゴルフ NEXT G 画面表示サンプル。アンジュレーションモード

画面右下の「G」マークをタップすると、アンジュレーションモードに切り替わります。

ここでは、

フェアウェイやラフ、グリーンの起伏(高い場所は赤、低い場所は青といったカラー表示)

等高線の ON/OFF 切り替え

画面横に表示されるホールの断面図(高低差のイメージ)

などをまとめて確認できます。

さらに、画面下のゲージボタンをタップするとスライドバーが現れ、
そのバーを指で動かしていくと、対応するフェアウェイ地点での「フェアウェイの幅」が数値で表示されます。

この新機能のおかげで、ホールのどこが広くて、どこが絞られているのか。
これを事前に数値で把握しておくことで、初めてのコースでのティーショットや
「ここは無理せず広いところにレイアップしたい」という場面
といったシチュエーションで、狙いどころを絞りやすくなりそうです。

ここで嬉しい情報がひとつ。
メーカーさんに確認したところ、このアンジュレーション機能は、国内のゴルフ場ほぼほぼ全てで使えるとのこと。
これはとても大きな進歩だと感じます。


グリーンの“高い→低い”がひと目で分かる傾斜ビュー

朝日ゴルフ NEXT G 画面表示サンプル。アンジュレーションモードでのグリーン画面

グリーンアイコンをタップすると、画面はグリーン表示に切り替わります。
このとき、アンジュレーションモードになっていれば、グリーンの傾斜もカラーで表示されるので、
「どちらに速いラインか」「どこが高くて、どこが低いか」が視覚的に把握できます。

また、ベタピンナビ(ピンポジ君)対応コースで、ピン位置が入力されている場合は、
グリーンがピンを正面に捉えるように自動回転してくれます。(ピン位置を手動入力してもOK)
これは、上から見たグリーンだけではピンとの関係が分かりにくい場面で、結構心強い機能になりそうです。

表示はグリーン周辺も含めたアンジュレーションと、グリーンのみのアンジュレーション表示が可能です。

なお、

OBエリア表示は対応コースのみ、ピンポジ君も対応コースのみ

という制限はありますが、
非対応コースでも、画面をタップするだけでピン位置の入力が簡単にできるので、
扱いにくさはそれほど感じませんでした。


3点間距離計測はいつでもワンタップ

NEXT G の便利な点のひとつが、3点間距離計測がどの画面からでもワンタップで使えることです。

使い方はとても簡単。

どの画面でも(ALL VIEWモードを除く)測りたい地点を画面上でタップするだけで、そこまでの距離とそこからグリーンセンター(設定済みならピン位置)までの距離がすぐに表示

という動きで、特別なモードに切り替えなくても、いつでも距離が取れます。

今プレーしているホールだけでなく、隣のホールをタップしても有効なので、

隣ホールに打ち込んでしまったとき

隣方向へのショートカットルートをイメージしたいとき(※おすすめはしませんが…)

など、想定外の場面にも柔軟に対応できそうです。


「今なんじ?」からも解放されるUI――時刻表示+ラウンド経過時間でペース管理も数値化

細かい部分ですが、個人的に「地味に効きそう」と感じたポイントもあります。

方角表示

画面には常に「方角」が表示されています。
たとえば「山側から順目」「海側に向かって速い」といったコースの場合、
スタートホールでその山が北にあると分かれば、
後半のホールで山が見えなくても“北側から芝目が来ているかもしれない”といった推測がしやすくなります。

実際のグリーンでどこまで役に立つかはコース次第ですが、
少なくとも「方角情報が常に見えている」というのは、芝目読みのヒントにはなりそうです。

飛距離計測

ショットの飛距離は、

打った地点で「決定ボタン」を押す

セカンド地点で再度「決定ボタン」を押す

これだけで測れます。
自動計測ではないので、
「もっと簡単に測りたい」という人には少し物足りないかもしれませんが、
そのぶん、意図しないところで勝手に測ってしまうリスクは少ないと感じました。

ボタンを押して計測という仕様は、このタイプの形状のナビではしかたのないことだと思います。

時刻表示とラウンド時間

画面には常に現在時刻が表示され、
さらにラウンド時間もカウントされます。

「今何時?」と時計を探す手間が減る

ラウンド時間が表示されることで、

自分たちのプレーがどれくらいのペースなのか、感覚ではなく数値で把握できる

といった意味で、スロープレー防止や自己管理の面でも役立ちそうです。


動作もたつきの本音と許容ライン――ホール切替はシミュレーションモードで予習必須

操作していて気になったのは、全体的な動作がスマホのような“ヌルヌル感”ではないことです。

画面操作に対して、わずかに遅れて反応する感覚。

個人的にはなんでもっとサクサク動かないの?と思います。

特に、手動でコース検索するときのフリック入力の反応がとにかく遅い。
スマホのフリック入力に慣れていると、ここはストレスを感じやすいかもしれません。

ただし、実際のラウンドでは基本的に、

電源を入れるだけであとは自動でコースを認識してくれる、

という流れになると思うので、
手動検索を頻繁に使うケース自体は少ないはずです。

ホール切り替えについても、

ホールボタンを横にスライド、

長押しで約1秒キープして切り替え

という動きになるため、
サクサクとは言い難く、少しもっさりした印象はあります。
おそらく誤操作防止のために、あえてワンクッション置いているのだと思いますが、
ここも含めて実際のラウンドでストレスになるかどうか、しっかり確認してみたいところです。


これからコースでチェックしたいポイント

ここまで触ってみて、「良さそう」と感じる部分がたくさんありましたが、
逆に言うと、現時点ではまだ判断できない重要なポイントもいくつかあります。

特に気になっているのはこのあたりです。

GPSの精度

位置情報の更新スピード

カート到着直後や歩き出し直後の距離変化の挙動

たとえばセカンド地点に着いた瞬間に残りが185Yと表示され、
それを信じてクラブを持って歩き出したら、
いつの間にか表示が150Yに変わっていた…
――こういう挙動があると、クラブ選びに大きなストレスが出てしまいます。

直射日光下での視認性(晴天時)

バッテリーの持ち

このあたりは、実際のラウンドで確認してみないと何とも言えないので、
近いうちにコースに持ち込んで、ラウンドレビューとしてあらためて記事にしたいと思っています。


どんなゴルファーに向いているか

現時点の印象で、「このあたりの人には相性が良さそう」と感じたのはこんなタイプです。

  • 距離だけでなく、コース全体の形や起伏も含めて戦略を考えたい人
  • 初めて行くコースでも、できるだけ不安を減らして臨みたい人
  • 腕時計型やレーザーだけでは、情報量が物足りないと感じている人
  • 購入後すぐにラウンドで迷うのではなく、シミュレーションで操作に慣れてから現場に持っていきたい人
  • フェアウェイの広さ/狭さを数字で確認しながらティーショットの狙いどころを決めたい人

逆に、

  • とにかく軽さとスピードだけを重視する
  • 距離さえ分かれば十分
  • 設定や操作を覚えるのが苦手で、「とにかく自動でシンプルに動いてくれればいい」

という方には、やや多機能すぎるかもしれません。


結論:距離だけじゃ満たされない“思考派ゴルファー”のためのGPSナビという選択肢

EAGLE VISION NEXT G の価値は単に距離を計測することだけでなく、距離・起伏・フェアウェイの広さを見ながら、詳細な戦略を立てられるようになること。しかもシミュレーションモードを使えばそれが事前に自宅にいながらできてしまう
ラウンド前にNEXT Gと公式サイトなどのコース図や楽天GORAなどのドローン動画を見ながら、戦略を立てるとよりリアルな予習ができます。

しかも、シミュレーションモードで操作自体の予習もできる
※とくにホール切り替えは独特なので予習必須です。

これが、この端末の本質的な“存在価値”かもしれません。

まだラウンドには出せていませんが、シミュレーションだけでも「ただ距離を測る端末」じゃないことはハッキリ伝わるギアでした。
練習場や自宅で、コースを俯瞰しながら“戦略の目線”と“操作の理解”を同時に仕込みできる。
それが買い切りで、追加課金なしで、ほぼほぼ全コース対応という前提で成立しているのは普通に強いです。

「いきなりコース投入で迷いたくない」「数字と起伏を見て番手を決めたい」「初見コースでアドバンテージを持ってスタートしたい」
そんな人ほど、この端末はただの便利ツールじゃなく、“ラウンド前から寄り添ってくれる戦略パートナー”になり得ると思います。

次はコース編でGPSの捕捉と更新のリアル検証を交えてレビューします。晴れた日のアンジュレーション画面も、バッテリー消耗の実ログも、全部まとめて確認します。
そこで答え合わせできたら、この端末の評価はもう一段上に突き抜けるかもしれない
その期待感まで含めて、いまのところかなり気になる1台であることに変わりはありません。

まずはここからチェックしてみてください ⛳

ここまで読んでくれた方なら、「なんとなく良さそう」じゃなくて、ちゃんと理由のあるギアだと伝わっているはず。
距離・起伏・フェアウェイ幅・グリーン傾斜・操作予習——これを1台でまとめて仕込めるNEXT G のアプローチは、やっぱり独特で面白いです。

まだラウンド投入前レビューという前提でも、“コースに出る前から使う価値があるGPSナビ” というポジションは普通に刺さると思っています。

なのでまずは、あなたのプレースタイルに合うかどうか、スペックや詳細だけでもサクッと確認してみてください。

最近の投稿

  • この記事を書いた人

さぶにく

ゴルフ場勤勤務経験のあるギア好きゴルフマニア。 クラブやギアなどゴルフにまつわる記事を自身の体験や経験をもとに発信しています。

-ゴルフギア
-