ゴルフギアマニアのレビューノート

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cobra2024ドライバーDARKSPEEDはさらなる速さを追求してブラッシュアップ

cobragolfの2024年新作ドライバーはDARKSPEED。
毎年他社モデルを買っても結局コブラLTD LSとXがダブルエースな筆者としては一番待ち遠しかったモデルがついに発表されました。
たぶんC社やT社と比べると圧倒的に市場も人気もマイノリティーなブランドですが、ここ数年ぞの性能に魅了されたコブラ党がじわじわ増えているとか。

そんなコブラゴルフが発表した2024年最新ドライバーDARKSPEEDをコブラ党筆者が個人的視点でまとめていきます。

まず結論から先にお伝えするとDARKSPEEDはエアロジェットの熟成版。
エアロジェットで搭載されたテクノロジーをブラッシュアップしたモデルになります。

※本ページの画像は公式サイトから引用させていただきました。

真っ黒が超カッコいい!激シブデザイン DARKSPEED

外観は御覧の通り真っ黒! まさにDARKです。よけいな色は一切ナシの真っ黒。
cobraのロゴもグレーで完全無彩色!もうカッコいいの一言に尽きます。
そしてクラウンも艶消しが復活して激シブになりました。
前作エアロジェットでは白とブルーを基調にしたカラーリングで、たしかジェット機をイメージしたと記憶しています。
また、エアロジェットはクラウン部分が艶アリに変更になり、カラーリングの派手さと艶がなんとなく安っぽく見えてイマイチ好みではありませんでしたが今作DARKSPEEDは文句なしにサイコーです。
これでだけで購買意欲が沸き立ちます。

LSはモデル名も黒、このこだわりが最高すぎます
真ん中モデルのXは最色にブルーを最小限使用
やさしさのMAXの刺し色か赤、こちらも使用は最小限

コブラは毎年LS・X・MAXの3機種発売しますが、DARKSPEEDはモデル名の部分に刺し色を使うことでパッと見でも識別しやすくなっています。
さすがに全部真っ黒だと見分けがつきにくいですしね。

さらなるエアロダイナミズムを追求 DARKSPEED

ここ数年コブラは空力に注目していて、スイング時にクラブヘッドへかかる空気抵抗をいかに減らすか、いかにヘッドを速く振るかにこだわってきました。
今作もそれは継続でDARKSPEEDは前作エアロジェットよりもさらに空気抵抗を減らすことができたそうです。

3モデルの中でもLSが一番空力に優れたヘッドで、ヘッド後方を高くし、そしてフェース正面から見た時のクラウン中央部をもりあげ飛行機の翼のようなデザインにして前作よりもさらに速く振れるようになったとのこと。
搭載されるウェイトの空気抵抗にもこだわり、できる限り抵抗の少ないデザインにしたそうです。

このくだりは正直前作エアロジェットでも言っていたことでパッと見ただけでは、どう変わったのかわからないです。
実際振っても「あっ!空気抵抗少ない!」なんて感じるわけでもないので、効果のほどはいかに?と思いますが、前作、前前作も振りやすいのは間違いなかったので、効果はあるのかなと思います。

進化したパワーシェル AI H.O.T フェース DARKSPEED

コブラもフェース設計にAIを駆使していることはご存じでしょうか?
C社みたいに前面に押し出しているわけではないので、知らない人も多いかもしれませんが、コブラもフェース設計にはAIを駆使しています。

おそらく前前作のLTDあたりからだと思いますが、フェースを15のエリアに分け、それぞれのエリアでボールスピードが高くなるようにAIに計算してもらっています。
今作もAIで作られたフェースは継続採用ですが、高反発エリアが前作よりも10%拡大してより広範囲でボールスピードを高めています。

ちなみに前作に初搭載となったパワーシェルも継続で、フェースとフェース下部をL字型のカップ構造で一体成型することで反発エリアの拡大に貢献しています。
このテクノロジーと後述のパワーブリッジのおかげで、フェースの弾きが増してボールをより強く飛ばすことが可能になりました。

ただ、個人的にはパワーシェルのおかげでコブラ独特の打感をつくっていたフェースミーリングが無くなってしまったのは残念なのですが、、、。

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ヘッド内にある橋 パワーブリッジも進化 DARKSPEED

前作より搭載されたヘッド内部の橋「パワーブリッジ」も今作ではさらに進化し、より低い位置にそしてよりフェースに近い位置に搭載されたそうです。
これがボール初速の向上と打感の向上に寄与しているとのことです。

ヘッド内にウェイトを浮かせて配置するとは凄いアイデアと凄い技術ですよね。
おそらくウェイトをヘッド内に収めることで、ソールの凹凸をなくして空気抵抗を減らす意図もあるのかなと想像します。

DARKSPEED最大の特徴 大幅進化の可変ウェイトシステム

LSは2点可変から3点可変に進化
Xは可変初搭載
MAXは従来どおり2点可変

今作DARKSPEEDの最大の特徴は可変ウェイトシステムにあります。
これまでもLSとMAXはウェイトが2つ付いていたので可変システム搭載モデルはあったのですが、今作はそれがXにも搭載され大幅に進化しました。

LSはウェイトが一つ増えてが3点式ウェイトに DARKSPEED LS

まずLSはもともとヘッド前方に2個付いていたウェイトが後方にも追加されて3点になりました。
前方に3gと12g、後方に新たに3gのウェイトが搭載されたことで、これまでの弾道の左右調整に加えて高さとスピン量の調整が可能になりました。
12gのウェイトをヘッドの後方にセットすれば、重心が深くなり打ち出しが高くスピンも増えるので、これまでLSで球が上がらなかった人は恩恵がありそうです。
また、慣性モーメントもアップするのでやさしさにも貢献します。思い切り前傾姿勢だったLSの後ろが少しだけ重くなることで、ピーキーな部分が改善されて扱いやすくなると思われます。

Xもウェイトが一つ増えて2点式ウェイトに DARKSPEED X

Xにはもともとソール後方に取り外し可能なウェイトがひとつ付いていて、これを別売の重量違いのウェイトに入れ替えることで弾道調整ができました。

今作はウェイトがソール中央にも搭載されふたつに進化。12gと3gのウェイトが搭載されました。
12gを後方にセットすれば標準の弾道になり、前方にセットすれば前重心で球の強い、少しLSに近い弾道になります。
なので、LSは扱えないけどXだと物足りない!なんて人には最高のシステムだと思います。

MAXは安定の2点可変ウェイト DARKSPEED MAX

MAXは今作も従来通り二つのウェイトが搭載。こちらも12gと3gを入れ替えることで球のつかまりを調整できます。

まとめ

いかがでしょう?

コブラ2024年最新ドライバー DARKSPEEDは、これまでの技術をブラッシュアップして今まで以上に速さを追求したモデルになりました。
さらにLSとXは可変ウェイトを追加し、より幅広い調整が可能になりました。
カラーリングも一新され激シブなデザインになりコブラ党入党者も増えそうな予感がします。

他社のような派手な変更はありませんが、それぞれの技術が熟成されコブラこだわりの速さがアップしたのではと想像します。

今作DARKSPEEDは個人的にはウェイトが増えたLSが大本命ですが、同じくウェイトが増えたXで前を重くした状態での結果も気になります。
はやく試打したいですね。

唯一残念なのは大好きなフェースミーリングが復活しなかったこと。。。
個人的にはあのミーリングのおかげで独特な柔らかい打感が生まれていると考えているので、ぜひ復活してほしいです。

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