ゴルフギアマニアのレビューノート

GOLTIO

コードカオスは一度履いたらクセになる!?アディダスゴルフシューズ

今年ゴルフ界で話題のシューズ「コードカオス」。

アディダスが発売したゴルフシューズなんだけど、とにかくバカ売れらしい。

僕もショップで試し履きしてみたんだけど、足首まであるミッドカットがイマイチ履きづらくて購入を躊躇っていたんだけど、先日、BOA付きのローカットモデルが発売されたので試しに買ってみました。

で、実際にラウンドで使ったらこれがあまりにも良くて、さらに追加でミッドカットモデルも買ってしまったくらい、、、。

もうね、そのくらいこれまでのゴルフシューズとは良い意味で別物だったので、ちょっとここでレビューさせてください。

コードカオスは大きく3種類ある

コードカオスは最初に発売されたのが足首まであるミッドカットタイプ。

とてもゴルフシューズとは思えない衝撃的な形状とデザインはインパクト抜群!

で、たぶん同時に発売されたのが、ローカットのシューレース(紐)タイプ。

くるくる回して締めるBOAが無い普通の紐タイプのシューズ。

BOAが苦手な人にオススメ。

その後たしか4月だと思うけど後から発売されたのがローカットのBOAタイプ。

ミッドカットモデルが履きにくいと感じた人にオススメ。

あとはレディースモデルやキッズモデルなんかがあります。

レディースタイプはミッドカットが無くてローカットBOAとシューレースのみの展開。

女性にミッドカットは受けないんですかね?

さらに最近は限定カラーもあるみたいですが、大きなくくりとしては上のとおり。

ゴルフシューズらしくない衝撃のデザイン

たぶんコードカオスをみて初見でゴルフシューズと言い当てる人がいるのか?と思うほど、ゴルフシューズらしからぬデザイン。

ミッドカットモデルなんかは特にそうだと思います。

メインカラーと思われる黒と緑の色使いは、ゴルフシューズとしては超ド派手でインパクト抜群!

これまでゴルフシューズといえば白・黒・青・赤が多く、白と青や白と赤といった組み合わせはあっても黒と緑の組み合わせなんて見たことありませんでした。

アディダスの3本のラインも目立つし、ソールのグリップの色が違う部分が少し横に出ているのもアクセントになってカッコよいです。

履いて実感!衝撃のフィット感

まず、シューズに足を入れてすぐに思うのは「何!?この足を包み込んでくれる感触!」だと思います。

とにかくフィット感が凄いんです。

特にかかとのサポートがしっかりしていて、かかとを後ろからやさしく包んでくれている感じなんです。

ローカットモデルでもそれは感じられますが、特にミッドカットモデルではそれがはっきりわかります。

かかとがしっかりサポートされているので、靴の中でかかとが浮くということがありません。

さらにニット素材ということもあり、アッパーもやわらかく全体にソフトで足全体をやさしく包んでくれます。

革靴とかにありがちなゴツゴツ感はまったくありません。

そにかくソフトなので、初めて履いてもすぐに足に馴染み、まるでずっと前から履いているシューズのようにしっくりきます。

特にミドルカットモデルは足首まであることもあり、BOAで締めなくても大丈夫じゃない?ってくらいフィットします。

もうね、一体感が半端ないんです!

また足裏はクッション性が高く足裏全体をソフトに支えてくれます。

やわらかいから軟弱なんてことはまったくなく、不安定な感じはまったくしません。

むしろスパイクレスなこともあり、足裏全体で地面を感じ取ることができます。

雨でも平気!衝撃のグリップ力

コードカオスは見ての通りスパイクレスのゴルフシューズ。つまりスパイクが無いわけですが、スパイクレスにありがちなグリップの不安、滑りそうな感じはまったくありません。

むしろ足裏全体で地面をしっかり踏みしめているのがわかります。

スパイクシューズはスパイクの部分でグリップしますが、コードカオスは足裏全体でギュッとグリップします。

とくにティーショットのような大きな踏ん張りが必要な場面では、コードカオス最大の売りである足裏の色の違う部分のグリップが素晴らしく効いているのがわかります。

ソールのグリップが少し横にはみ出した感じになっていますが、これもショット時のグリップ力を高めるための仕組みだそうで、ショットの衝撃で足が外に滑るのを防いでいるそうです。

また、ここでもかかとのサポートが効いていて、靴から足が浮かないのでパワーロスが無く自分の力をしっかりと伝えられます。

地面反力スイングにはパワーロスが無いので、より遠くへ飛ばせるのではないでしょうか。

それからみんなが気になる雨の日のラウンドですが、雨で濡れた急な斜面を何度も上り下りしましたが、滑るなんてことは一度も無く、スパイクレスとは思えないグリップ力を見せてくれました。

斜面に打ち込むことが多い僕にはとても助かります。(笑)

地面からの情報が得やすい

これは想定外だったのですが、スパイクが無いので足裏全体で体を支えることになりますよね。
そうるすことで、地面の状態を足裏全体で感じ取れるんです。
微妙な傾斜の変化など、ライの状態が足裏全体を使ってフィードバックしてくれるんです。

ちょっとした傾きなんかも分かりやすくなり、グリーンの微妙なアンジュレーションも感じやすくなります。

実際にスパイクレスシューズを履いて初めてわかったのですが、よくあるソフトスパイクのシューズはスパイクがある関係でスパイクの厚さだけ地面から浮いた状態になります。
実際にはスパイクは地面に埋もれるのですが、スパイクの部分だけ押し上げられている感じで足裏全体で地面の情報を感じ取ることがしにくいです。

おそらくこれはソールの軟らかさも関係しているのかと思います。
スパイクシューズはソールが硬めのものが多く、さらに凹凸の大きなものも多いので、スパイクレスと比べると情報を得にくいのかもしれません。

プーマのシューズでスパイクとソールの段差がほぼ無いシューズがありますが、あれもソールが軟らかくスパイクとの段差も無い分地面を感じやすいです。

靴擦れや足蒸れなんて心配無用

アッパー素材がニット素材(正確にはニットをポリウレタンフィルムでコーティング)ということもあり、自分の足の動きに馴染みやすいです。

初めて履いた時に少しきつなと思っても、動き始めて数分で馴染んできてその後は違和感なくプレイに集中できます。

インナーも柔らかくフィット感も抜群で足にしっかり追随してくれるので、靴擦れの心配もなく安心して履けると思います。

足蒸れについても、ミッドカットでも蒸れることもなかったので、真夏の猛暑を除けば夏でも履けそうな感じでした。

ローカットにいたっては蒸れの心配は無用です!

見た目以上に通気性は良さそうです。

ラウンド後の疲労感が全然違う

ゴルフでは1ラウンドで一万歩歩くといわれるくらい歩くスポーツなので、足の疲れは大きな疲労感となって現れます。

ところがコードカオスの場合、ラウンド後の体がなんか軽いというか、いつもより疲労感が少ないのです。

履き心地が軟らかいので足への負担が少なく、その分疲れにくいのかなと思老います。

カート道なんかを歩くとソールの硬いシューズは足の負担が大きいのがわかるように、やわらかいシューズは衝撃をうまく吸収してくれて疲れにくいのだと感じました。

唯一の欠点(ミッドカットに限る)

ここまで長所ばかり書いてきましたが、やはり欠点もあります。

それはミッドカット限定ですが、たまにBOAのワイヤーが足の甲に当たり痛くなる時があるということ。

あしを屈伸させたりして膝を前に出す動きをすると甲の部分に負荷がかかりワイヤーが少し食い込む感じがすることがあります。

その時はBOAを調整すればなおりますが、この辺はちょっと気になる部分です。

あと、ミッドカットは履きにくいと感じますが、それは最初のうちだけで何度か履いているうちにコツをつかみ、いつのまにかスッと履けるようになります。なのでこれは問題ナシです。

ミッドカット・ローカットどっちがいい?

正直言ってどっちも良い!

というのが答えなのですが、

よりフィット感を感じたい、かかとのサポートが欲しいと考えるならば、ミッドカットモデルでしょうか。

やはりミッドカットモデルの一体感は一歩上をいっています。

スマートに履きたい、ミッドカットはちょっと苦手と感じる人はローカットモデルでしょうか。

どちらを選択しても抜群のグリップ力とこれまでにないフィット感を得られるので、間違いのないゴルフシューズだと思います。

気になる方はぜひチェックしてみてください!

では!

以下はさらに進化した2022年モデルです